ウォーレン・バフェットが倹約家であり続ける理由

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オマハの賢人として名高いウォーレン・バフェットは誰もが認める「ドケチ」として知られています。


出典 mojito.blog.se

誤解を招かないように先に申し上げますが、私はケチが悪口だとは思っていません。

 

むしろ褒め言葉だと思っています。

 

未来工業創業者の山田昭男さんもドケチとして有名でした。バフェットも「自分自身に対してケチ」なだけで、慈善事業に積極的に参加して多くの富を寄付しています。(山田さんは社員に高給を支払いまくるホワイト経営を実現していました)

 

バフェットや山田さんのようなドケチは称えるべき対象だと思っています。

 

バフェットと山田さんに共通しているのは「自分自身に対してはケチだけど、人に対して積極的にお金を支払っていたこと」です。

これが全てにおいてケチだったらここまで財を残すことはできなかったでしょう。バフェットの純資産額は2010年の段階で470億円と言われており、世界を代表する超富豪として活躍しているのです。

 

バフェットの倹約振りを表すエピソードは山ほどあります。

 

例えばこれ。

 

>ある日、ウォーレン・バフェットが自分のオフィスのある14階へ行こうとエレベーターに乗っていると、床に1セント硬貨が落ちていた。乗り合わせた総合建設会社ピーター・キーウィットの重役たちは誰もそれに気づかなかった。

バフェットはかがんで手を伸ばし、その1セント硬貨を拾った。キーウィットの重役たちは、彼が1セントごときを気にかけるのを見て驚いた。その後世界一の金持ちになるその人間は、こう言ったのだ。

『 次の10億ドルへの第一歩だ 』

出典 http://ameblo.jp/life-inc/entry-11056077049.html

 

どう思いますか? このエピソード。

普通の人だったら「バフェットってケチだなー。沢山お金を持っているんだから、別に1セントくらい拾わなくても良いだろ」と考えます。

 

しかし、このエピソードにバフェットがお金持ちになった真実が隠されています。

 

バフェットはお金を大切にする偉人であり、無駄な支出を嫌います。

1セントをわざわざ拾ったのも「お金の重要性」を理解しているからでしょう。たかが1セントとバカにしてはいけません。

拾った1セントを利用して投資資金として活用すれば、それは将来の「収入」に反映されます。

 

私達が見習わなければいけないのはバフェットの「小さなお金を大切にする精神」です。お金がない人ほど小さなお金をバカにする傾向がありますが、それではダメです。

 

バフェットのように「小さなお金」を大切にし、慎重に扱うから次々と富が集まってくるのです。


出典 richestnews.com

浪費家と呼ばれる人はお金の重要性を理解していないから浪費するのであって、バフェットのようにお金のIQが高い人は小さなお金を蔑ろにすることはありません。

 

未来工業創業者の山田昭男さんは「こまめに電気のスイッチを切ること」を社員に教えていました。これは電気代を節約することを期待しているのではなく、「社員に節約意識を持ってほしい」という考えの元、行なわれたのです。

 

バフェットも同じで、1セントを拾ったのは「小さなお金を大切にする心構え」を忘れないためです。

 

バフェットは3万1500ドル(約315万円)で買った家に今も住んでおり、倹約家としての精神を忘れないでチェリーコークとハンバーガーを食べる生活を送っています。

 

生活スタイルだけを分析するとバフェットは一般庶民は全く変わりなく、「お金持ちらしく豪遊することがない」のがバフェット流の生活スタイルになります。

 

なぜバフェットは大金持ちなのに富を浪費しないのか?

 

ここが「オマハの賢人」と呼ばれているポイントだと思うのですが、バフェットは他人から見た自分を過度に意識していないのです。

 

贅沢を楽しんだり高価な服を着たりするのは一般的に「見栄」が働いています。

 

「自分が凄いと思われたい! 自分のことをもっと注目してほしい!」と思うから多くの人間は浪費に手を染め、大切なお金を無駄に使用してしまうのです。

 

バフェットは違います。

 

バフェットは「お金でお金を増やす」という行為を重視しているので、無駄なお金を一切使用しないのです。バフェットにとって浪費や「次に繋がらない支出」は完全なる無駄であり、自分を律し続けているからここまで財産を増やすことができたと分析しています。

 

バフェットはただケチなだけではなく、「無駄なことにはお金を使わず、価値のある物にお金を使う」という基本を守り続けていたからお金持ちになることができたのです。

 

積極的に寄付するのも自分の名声を高めるためではなく、「寄付そのものに価値を見出していたから」でしょう。

 

自分のお金を寄付することによって社会の発展に貢献するのは「価値の高い行為」です。

 

バフェットは長期投資で成功したからお金持ちになったのではないのです。

「お金の使い方、お金の重要性」を心の底から理解していたからお金持ちになることができたのです。バフェットが莫大な財産を手に入れることができたのは、偶然ではなく必然です。

 

バフェットの考え方を学ぶと「なぜ無駄なことにお金を使うのが悪なのか?」という理由を深く理解することができます。

 

お金持ちほどケチな人が多いのは「お金の使い方」を理解しているからです。


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