ブロッコリー(2706)から学ぶ、自分の好きな株を保有する強さ

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ブロッコリー(2706)という株をご存知でしょうか?

ブロッコリーは知る人ぞ知る「ヲタク株」で、現在はゲームソフトやトレーディングカードゲームを販売しています。


今は配当金を支払っており、有利子負債がゼロの「財務健全株」として輝いていますが、3年前はどうしようもない株でした。

私がこの株を知ったのは2011年の春です。

魅力的な株主優待がないかと探しているところに、偶然ブロッコリーを見つけました。

その当時の株価は80円程度で典型的な「ボロ株」でした。それも当然でその頃のブロッコリーは赤字経営に悩まされており、配当金も支払っていない残念な株だったのです。

しかし、ブロッコリーには1つだけ魅力がありました。それは株主優待の存在です。

その頃からヲタク株主向けの株主優待をプレゼントしていたブロッコリーは、「ブロッコリーファンにとってたまらない株主優待」を配布していたのです。株として評価すると完全なダメ株であったことは拒めませんが、現在は経営再建を果たして黒字経営を維持する優良企業として輝いています。

投資家の立場として考えると、2011年のブロッコリーは完全に投資の対象外でした。

しかし、ファンの立場から考えればどうでしょうか?

株を買うことによって会社を応援することができ、魅力的な株主優待を受け取ることができる。ブロッコリーが手がけているファングッズに興味のない方は別ですが、ファンの方にとってブロッコリーから貰える株主優待は非常に価値が高いのです。

率直なことを言うと私はブロッコリーに興味がなく、株を買うこともありませんでした。

しかし、80円の株価が一時期800円台まで向上したのは驚きを隠せません。ブロッコリーはテンバガー(10倍値上がり)を達成したのです。今まで「ヲタク向けのボロ株」として酷評されていたブロッコリーが……。

私は驚きを隠しきれませんでした。

もし、私がブロッコリーの販売するキャラクター商品に興味があれば間違いなく株を買っていたと思います。「自分の好きな会社を買うのが1番良い」という信念を抱いている私ですが、ブロッコリーを買わなかったのは「自分が興味なかったから」です。

しかし、「デ・ジ・キャラット」というアニメが好きで好きでたまらない人は株価が80円の時代でもブロッコリー株を買っていたでしょう。

なぜならその当時、ブロッコリーから貰える株主優待は「デ・ジ・キャラット」のキャラクターの絵が載っていたからです。デ・ジ・キャラットファンは多くのグッズを集めたいという願望を抱くため、デ・ジ・キャラットグッズが貰える株主優待を魅力的だと感じるはずです。


(↑の画像はブロッコリーの2010年の株主優待です)

しかも自分の好きな株主優待を貰うために株を買うのですから、株価が多少値上がりしても売却することはありません。

ここに「自分の好きな株を保有する強さ」が隠されています。

ブロッコリーの商品に興味がなく、キャラクターグッズに関心を抱いていなければ少し株価が上がった段階で売却するでしょう。しかし、ブロッコリーのグッズが好きな「本物のファン」は株を売却しないのです。

なぜなら株を保有し続けていると自分の好きなキャラクターグッズを貰えるからです。

ブロッコリーの躍進を見ていると、「投資効率にこだわるより、自分の好きな株を買った方が良い」と本気で思うようになります。投資理論を駆使して株式投資を行なうのも良いのですが、自分の好きな会社の株を保有して成長を方針するのもアリです。

むしろ、株式投資というものは後者が本流になるのです。

会社が好きだから株を買い、会社が好きだから株を長く保有することができる。これが株式投資の醍醐味ではないでしょうか。

ソーシャルゲームが好きな人はソーシャルゲームを発信している会社の株を買ってください。

ドラクエが好きならスクウェア・エニックス・ホールディングス (9684)の株を買えば良いですし、マリオが好きなら任天堂 (7974)の株を買えば良いのです。

「好きな株を保有し、長期保有する」のは自分が幸せになる手段です。

投資効率が悪いという意見もありますが、ブロッコリーの例を見ると「自分の好きな株を買って大儲けする」という戦略は通用することが証明されました。

はっきり言いますが自分の嫌いな株を長期保有するのは難しいです。

長期投資を通じて大儲けを狙うのであれば、自分の好きな株を購入するようにしてください。

昔からブロッコリー株を保有している人は大きな資産を築けたと思います。「アニメやキャラクターグッズが好きだから、ブロッコリー株を買った」という人もたくさんいます。自分の趣味がお金に代わる株式投資は、「趣味を有効活用できる」と言い換えることも可能です。

ブロッコリーのような例もあることを理解した上で、本当に自分の好きな株を買うことをお勧めいたします。自分の好きな株を買い、会社を応援するのは株式投資の王道です。


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