株主優待狙いの投資の方が1番面白い

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長期投資というものは株を売買する機会がほとんどなく、株価を気にしないで株を保有し続けるのがセオリーになるので「投資をしても面白くない」のが最大の弱点になります。

特に値上がり率を重視して投資を行なう場合、「株価が完全に値上がりするまで株を放置しなければいけない」ため、長期投資は面白味に欠けるのが難点です。長期投資は優れた投資戦略に該当しますが、面白さを感じにくいという点が最大のデメリットです。

しかし、「株主優待狙いの長期投資」は本当に面白いです。


私も一時期株主優待狙いの投資にハマっていたことがあるのですが、そのときは本当に株を買うのが楽しくて仕方がありませんでした。

株価は一切気にしないんです。

株価が下がろうが業績が低迷しようが、そんなことはどうでも良いのです。大切なのは「株主優待と配当金を貰うこと」だけであり、インカムゲインの取得に全力を注いでいた時期がありました。

バッサリとした結論を申し上げると「株主優待狙いの投資」は投資効率は良くないです。

普通に割安優良株を買って長期投資した方が儲かりますし、株主優待というのも大した額を貰うことができないので「株主優待だけを狙って株を買い集める」のはあまり効率が良くないことを意識しなければいけません。

 

しかし! 株主優待狙いの投資は本気で面白いです。

 

例えば私はコカ・コーライーストジャパン(2580)やコカ・コーラウエスト(2579)などを保有していた時期がありましたが、この2つの株は非常に良いんですね。

コカ・コーライーストジャパンは毎年飲み物の詰め合わせを贈ってくれるので「暑い時期にジュースを飲んで楽しむこと」ができましたし、コカ・コーラウエストは缶コーヒーの詰め合わせをプレゼントしてくれたため、仕事中の合間に缶コーヒーをよく飲んでいました。

「直接お金を受け取るより現物品として缶コーヒーを受け取った方が嬉しい」というのが人間の心理としてあるものです。

売却益狙いの投資を実行すれば缶コーヒーが何百本も買えるくらい儲けることができるのですが、それはちょっと違うんですよ。

私の意見を言わせて貰うと、株主優待というのは「ロマン」なんです。

株を保有しているだけでお歳暮感覚で様々な商品が貰える。この感覚がとても楽しいんですよ!

何度も言うとおり、株主優待狙いの投資は効率がよくありません。

例えばコカ・コーライーストジャパンの株を100株以上保有していると、年間で缶コーヒーを24本頂くことができました。

しかし、よくよく考えると、当時頂いていたジョージアエメラルドマウンテンという缶コーヒーは激安スーパーに行くと1本70円で購入することができます。

1本70円で計算すると、缶コーヒーを24本貰っても1680円の価値しかありません。


1680円相当の缶コーヒーを狙って優待株を保有するくらいなら、割安成長株を買って売却益と配当金を狙った方がよっぽど効率が良いです。

1万6800円利益を出せば缶コーヒーを240本購入することができるため、「食品系の株主優待」はあまり投資効率が良い商品にならないのですね。

ただ、そんなことはどうでも良いんです。

株主優待狙いの投資は、「株を保有しているだけで家に現物商品が届く感動」を味わえるのが楽しいんです。

株式投資で2万円儲けても証券口座の数字が2万円増えただけなので、「儲けた!」という感覚を味わうのが難しいのです。

しかし、「株主優待という形で現物商品を目にすると、株を保有して良かったという感覚が味わえる」のが株主優待狙いの投資の醍醐味になります。

しかも株主優待をプレゼントしている株は大抵の場合配当金を支払ってくれるので、「株主優待を使用しつつ、配当金で新たな株を買う」という戦略を立てることも可能です。

少しずつ資産が増えていく感覚を味わえるのが株主優待狙いの投資の楽しさです。

優待株から受け取った配当金で新たな優待株を購入し、「少しずつ株主優待が貰える株を買っていく」という戦略を取るのが本当に楽しかったのです。

私が大学生の頃は本当に何も考えないで株を買っており、「株主優待が充実しており、配当利回りが高い株が良い株だ!」と信じていた時期がありました。

今は会社のビジネスモデルや割安性、成長性を評価して株を買うことが多くなっていますが、正直な話、株式投資が楽しかったのは「株主優待狙いの投資」を行なっていたときだと思います。

吉野家ホールディングス (9861)の株を保有していたときは、バイト終わりに吉野家に寄って株主優待券を使用して牛丼と生卵をよく食べていました。

 

株主優待の良いところは「お金と違って使い道が限定されている点」です。

 

配当金で吉野家の牛丼を食べようと思ったことは1度もありません。

しかし、特定企業の優待券を持っていると考え方が変化します。

「吉野家の株主優待券を持っていると期限内に使用しなければいけないため、株主優待券が使える内に吉野家に行くこと」を意識する機会が増えます。

お陰で自分の生活スタイルも株主優待に合わせた生活になり、様々な恩恵を受けることができたのが記憶の片隅に残っています。

 

売却益狙いの投資や、投資効率を重視した投資戦略を練るのは全く悪いことではありません

むしろ資金を迅速に増やしたければ効率性は意識した方が良いですし、株主優待狙いの投資を行なう必要はありません。(ぶっちゃけた話、株主優待の価値は盛っていることが多いです。先ほど解説した缶コーヒーだって、1本約130円換算で株主優待利回りが計算されています)

ただ、楽しさを求めるのであれば「一部で良いから、自分が貰って嬉しい優待株」を保有するのがお勧めです。


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