割高株を買いたがる人間の矛盾した心理

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株式投資で儲けたければ割安株を買えば良いというのは誰もが知っている基本ですが、この基本を忠実に守る人は少ないように感じます。

人間は「安全」を求める心理が働くことが多いです。

特に日本人はその傾向が強く、元本保証型の金融商品が人気を集めるのは「投資資金が減らない安心」を過大評価しているからです。安心を重視する心理は株式投資で発揮されることも多く、その結果が割高株購入という形に繋がるのです。


割高株の大半は業績の良い株です。

つまり、株の需要が高まっているから株価が割高な状態になるのです。人間は不思議なもので、「他人と同じ行動を取ると安心する」という傾向があります。割高株は皆が購入しているので「自分も購入すれば儲けられる!」と考えて割高株を買ってしまう人が多いのです。

しかし、このような行為を続けても株式投資で勝つことはできません。

株式投資で儲ける基本は「割安株を買い、含み益を得たら売却する」という行為が重要になるため、安心感を求めて割高株を買うのは矛盾している行為になるのです。

しかし、割高株を買ってしまう人の気持ちは分かります。

実は私も割高株を魅力だと感じることが多く、割高株はそれ相応の魅力があるから割高になっている面もあるのです。例えば東証1部に上場しているリブセンス(6054)の現在の予想PERは54.57倍で実績PBRは24.27倍と物凄く割高ですが、割高にふさわしい魅力を保っています。

求人情報サイトの運営に成功しており、最年少上場を果たした村上氏率いるリブセンスは明るい将来を期待したくなる成長力があります。

「割高だけどそれ以上に将来性を感じる」から多くの人々はリブセンス株を求めるのです。

しかし、いくら成長性に優れていても株価が割高だと売却益を狙うのが難しくなります。投資効率を求めるのであれば「割安で成長を続けている株」を狙うのが得策になりますが、ネームバリューに優れている成長株は「自分も欲しい」という心理が働いて投資したくなるのです。

割高株が生まれるのは「テレビで注目されたり、成長性に過度な期待を抱くから」です。リブセンスが優秀な会社であることは確かですが、割安性という部分を分析すると本当に売却益狙いの投資に適しているのか疑問に感じます。

割高株を求める人は「安心」を買っていることが多いのです。

それは皆が買っているという安心感や、注目企業の株を保有しているという安心感を評価して割高株を買うパターンが多いのです。

割高株を買わないようにしたければ、株分析をしっかり行なって株のネームバリューに惑わされないマインドを身につける必要があります。「人の行く裏道に道あり花の山」という投資の格言を守って割安性に長けた優良株を買うようにしましょう。


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