値上がりする株ほど欲しくなる【心理的リアクタンス】

LINEで送る
Pocket

心理的リアクタンスとは、自由を取り戻そうと動機づけられる心理のことを言います。

例えばあなたは「勉強しなさい!」と何度も親から言われた経験があるでしょうか? 親から勉強を強制されるといきなり勉強する意欲がなくなるのは心理的リアクタンスが働いているからです。

人は自由になることを望んでおり、自分の行動を自由に選択できないと反発感を抱く傾向があります。他者から強制されてもモチベーションが上がらないのは心理的リアクタンスが働いているからです。

この心理は株式投資でも応用することが可能です。

値上がりする株を買いたくなってしまうのはリアクタンス理論が働いています。なぜかと言うと、「今値上がりしているから買わないと損だ。今買わないと儲けるチャンスを逃すことになる」と考える人が大半なのは、心理的リアクタンスが発揮されているからです。


「今買わないと株で儲けられない」と考えるのは、言い換えると「今チャンスを逃すと株で儲ける機会を手放す」ことに繋がるからです。株で儲ける自由を奪われることに対して人間は不快感を示すので、ついつい値上がりし続けている株を買いたくなるのです。

値上がりしている株を買っても大抵の場合、すぐに含み損を抱えて塩漬け状態になってしまいます。

人間が「限定販売100個まで!」という表示に弱いのは「自分が買えなくなる恐怖」を刺激されているからです。

私は当サイトで何度も「値下がりしている優良株を買いなさい」と主張していますが、私の意見をそのまま受け入れる人は少ないと思います。なぜなら心理的リアクタンスが働き、「他人の意見をそのまま受け入れるのを拒む」からです。

値上がりを続けている株は「今以上に株価が高くなったら自分が買えなくなるかもしれない」という恐怖を感じるから買えなくなるのです。

この心理を理解していれば値上がり株を意味もなく買うことはなくなります。

要するに人間は「自分が買えなくなるのが怖い」のです。

逆に値下がりし続けている株は後からいくらでも購入することができるので心理的リアクタンスは発生しません。

いつでも買える株に人は魅力を感じないのです。値上がりし続ける株は「買えなくなるかもしれない」という心理が働くから魅力的に見えるのであって、値下がりする株は「買えなくなる恐怖」がないので積極的に買いたいと思わないのです。

私は人間の心理も勉強して株式投資を行なっています。

結局、株価というものは需要と供給のバランスで決まるので突き詰めれば人間の心理が株価を動かすのです。

「値上がりし続ける株はない」という事実を理解していても、実際に株価の値上がりを目の当たりにすると「今買わないと損じゃないか?」と考えるのが一般投資家です。儲けるチャンスを失うのは、自分の自由を喪失するのに等しいので多くの人々は値上がり株に飛びついてしまうのです。

株式投資で儲けたければ失う恐怖から逃れ、値上がり株を無視するマインドを身につけなくてはいけません。


スポンサードリンク