人に親切にすると恩返しが来るというのは本当なのか

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株とは少し関係ないのですが、素晴らしい記事を見つけたので公開します。

ファストフードの店員がお金の足りなかった男の子に小さな親切、50倍の恩返しが待っていた。

上記の記事を簡単に解説すると、「ファーストフード店の店員が小さい子供にアイスをおごったら、その子供の親から120ドル(約1万2000円)を貰った」という心温まる記事になります。


出典 ファストフードの店員がお金の足りなかった男の子に小さな親切、50倍の恩返しが待っていた。

実に素晴らしい。

株式投資を続けていると嘘がはびこったり、自分の利益ばかりを考えたりして精神的にやさぐれてしまうことがよくあるのですが、こういうエピソードは普通に心がほんわかします。

「こういうのは珍しいことだ。多くの人は恩を受けても返さないし、他人に恩を上げるのは馬鹿らしい」という人もいらっしゃるでしょう。

確かにこの世の中は利害関係で成り立っているため、自分の利益を重視して行動するのも大切です。しかし私は「恩は返して貰う目的で上げるものではないし、恩を受けたらそれ以上に返さなければいけない」と考えています。

恩返しをするのはともかく、赤の他人のために身銭を切るのはなかなかできることではありません。

私はつい先日、大きなトラブルに巻き込まれてしまったのですが、そのトラブルが起こった後にとある人から金銭支援を受けました。そのとある人というのは父親の再婚相手なのですが、「非常に大変な状況だからこのお金を使用してほしい」ということで金銭支援してくださったのです。

金銭支援といってもそこまで大した額ではないのですが、話を聞くと相手の経済状況は恵まれているわけではなく、「家庭内の食費や他の支出を減らして私のために金銭面の支援をした」という話を別の人から聞きました。要するに家庭の経済的にお金に余裕はないのですが、私のために他の支出を削減してお金を用意してくれたのです。

これは誰でもできることでしょうか?

いや、私は絶対にできない。仕事相手や家族や身内ならともかく、「今まで会ったこともなければ何の関係もない人間」に対して家庭の支出を切り詰めてまで金銭支援することはできません。というか絶対にしないでしょう。

その人は3人の子供がいるのですが、経済的に恵まれている方ではありません。

育ち盛りの子供が3人いるため、生活費を切り詰めて赤の他人に近い私を助けるのは金銭的に辛いはずです。(恩も義理もない人間にお金を払うくらいなら、自分の子供のためにお金を使いたいと考えるのが普通)

しかし、その人は「これから支出が起こり、金銭的に厳しくなる」という状況を理解した上で私に対していくらかの金銭支援を行ってくれたのです。私はお金の問題よりも、「赤の他人に近い人間のためにそれまでのことをする」というのが非常に凄いと思っています。

当然のことながら今回受けた恩は必ず返す予定です。

私が感動しているのはお金の額ではなく、「相手からすれば自分はどうでも良いような人間(他人と全く変わらない)なのに、家計の支出を削減してまで金銭支援をしてくれた」という事実がありがたいのです。

勿論、私は「お金が大変だからお金を貸してくれ」と頼んだことは1度もありません。私はお金を借りるのは人様に迷惑がかかることだと思っており、いかに親しい友人でもお金を借りることはありません。

お金の話をしていないのにもかかわらず、「大変そうだから」という理由で自分の家庭の身銭を切って他人にお金を渡すことができるのはなかなかできることではないでしょう。私だったら絶対にそんなことはしない。

「え? それって今まで関係もない他人の話じゃん。身内や知り合いなら助けるけど、今まで会ったことのない人のために自分の生活を悪化させてまでお金を支払う必要はあるの?」で終わらせるでしょう。

勿論、向こうも恩返しは期待していないでしょう。

そもそも私のことは向こうは全く知っておらず、父親の話を聞く限り「ろくに働いていないしお金もないどうしようもない若者」というイメージが定着しているみたいです。

まあ、そう思われているのならそれで良いのですが、そういう人間に対して金銭支援を行うのはなかなかできることではないでしょう。なぜならばそんな人間は恩を返さない(恩を返す余裕が無い)のが普通だからです。

私は「恩」というものに非常に弱い人間で、頂いた恩は絶対に返さなければいけないと思っています。これは私だけではなく、普通の人間であれば誰でも思うことでしょう。人間には返報性の原理が存在しており、「恩を受けたら返したくなる」という本能が存在するのです。

さすがにサイコパスに返報性の原理を期待するのは酷ですが、普通の人間だったら「受け取った恩はそれ以上に返したい」と思うのが普通です。特に自分の家庭の経済状況が良くないのに、他人に対して金銭支援する人の気持ちは痛いほどに汲み取ることができるため、恩はお金でしっかり返すつもりです。

先ほどの記事の話に戻りますが、結局人間というものは「恩を受けたら返したくなるのが普通」であるため、上記の記事の内容が珍しいというわけではありません。

私も今回今まで見知らぬ他人から恩を受け取りましたが、受け取った恩以上にお金を返します。それが普通の人間の行動でしょう。

「人に親切にするのは重要。普通の人だったらありがたみを感じ、恩を返すのが普通」であるのは間違いないのですが、恩返しして貰うために人を助けるのはよくありません。株式投資と人助けは全く異なります。

株の場合、「自分が利益を得ることを最重視した方が良い」のですが、人を助けるときは「その人の利益」を重視した方が良いのです。人助けに打算的な考えは無用であり、恩を返すときも自己利益の追求はいりません。ありがたいものはありがたいと人間らしく恩を返せば良いのです。

人にもよりますが、「人に親切にすると恩返しが来るというのは本当」でしょう。

私は恩を受け取ったら必ず返す人間なので絶対という言葉を使いますが、普通の人間は絶対に恩は返したくなるはずです。一部の人は恩返ししないかもしれませんが、普通の人間に返報性の原理が備わっている以上、多くの人を助けるのは必ず自分のためになると私は思うのです。


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