ブラック企業が存在する理由

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ブラック企業に投資するべきでしょうか?

今の日本はブラック企業の存在が社会問題になっていますが、そもそもなぜブラック企業が存在するのか原因を突き止めなければいけません。ブラック企業が存在する理由が明白になれば、ブラック企業が投資先として適しているか判断することができると思います。

「普通に働いていても利益が出ないからブラックになる」のが、ブラック企業が存在する根本的な理由です。


そもそもですね、会社というものは利益を出さなければいけない存在です。

逆に言えば利益さえ出すことができれば働かなくても良いのです。

毎日の勤務時間が1時間でも「利益を出せるシステム」が整っていれば働かなくて良いんです。世間一般の常識だと「毎日8時間働くのが普通」ということになっていますが、これは常識論であって毎日8時間働いたから利益が出るとは限らないのです。

極端な話、ブラック企業にならないと利益が出ない会社はビジネスモデル自体がダメなのではないかと思います。

例えば外食産業が分かりやすいです。

外食業界は過当競争に晒されており、商品の値下げや人件費の削減を通じて利益体質を保とうと考えている企業が多いです。その中には残業代を支払わないで社員に無償労働させている会社も存在しますが、「そうしないと利益が出ないからサービス残業が横行する」のです。

理想を言えば残業代をしっかり出して会社が利益を得るのが1番です。

しかし、業種によっては「社員が無償労働してくれないと利益が出ない」という現実問題があるため、ブラック企業が多くなってしまうのです。

逆に言えば「働かなくても勝手に利益を出すシステムが築かれている会社」はブラックにならなくても良いのです。なぜなら社員にサービス残業を強制しなくても利益が出すことができるからです。

ブラック企業が存在する根本的な原因はビジネスモデルにあるのです。

「ブラックじゃないと利益が出ない」というのはビジネスモデルが悪いのです。それを言うと「じゃあ、外食業界は皆ビジネスモデルが悪いのか?」という疑問が浮かびます。

サービス残業しないと利益が出ないのは作業員の責任ではありません。

「無償で社員を働かせないと利益が出ない」というのは完全に上の責任です。経営戦略を練っているのは経営者ですから、ブラック企業が存在する責任も経営者にあるのです。

しかし、経営者だけを責めるのは筋違いです。

業界自体が「サービス残業しないと生き残れない」という現状もあるため、会社が生き残るためにブラック戦略を取るのはある意味仕方がないのです。とは言え、社員の幸福度を重視するのであれば「ブラック化しなくても利益を出す方法を考える」のが経営陣の責任ではないでしょうか。

ブラックにならないと利益が出せない業界については、残念ながら解決方法を見つけるのが難しいです。

ブラック企業が存在するのは会社体質の問題という面もありますが、ブラック企業がどの業界に属しているか?という点も考えなければいけません。

会社は存続しなければいけないという使命を課せられているため、従業員全員に残業代をしっかり支払うと倒産するのであれば、普通の経営者は「残業代を払わないでビジネスをする」という選択肢を取ります。

「ブラック化しなくても利益が出せるビジネスモデルを築く」のが1番になりますが、業種によってはほぼ不可能です。それができていればブラック企業がこれほど問題になることはないのです。

「ブラックにならないと利益が出ない」という根本的な理由を知ることができれば、ブラック企業に投資するのは良いのか悪いのか考えることができるようになります。ブラック企業でも利益を出している会社は存在しますし、ホワイト企業でも利益を出している会社は存在します。

前者は分かりませんが、後者はほぼ確実にビジネスモデルが優れていると判断することができます。

ただ、ブラックという基準も人によって異なるので明確なことは言えないのですが、あえてブラックと呼ばれる競争体質を築いて成長を続けている企業が存在するのも事実です。

株主の立場から考えれば「たくさん利益を出しているのが良い会社」ということになるため、ブラック企業でも利益を出し続けている会社は投資先として魅力です。


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