GDPは高くてもGNHが滅茶苦茶低い日本

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GNHという言葉をご存知でしょうか。

GNHとは、「国民総幸福量」を定めた言葉であり、ブータンがGNHを重視した政策を打ち出して世界中から注目を集めています。


2012年の日本のGDPは5兆9600億ドルで、アメリカ、中国に続いて世界第3位の経済大国の地位を維持しています。

1人当たりのGDPは46707ドルで世界12位で、上位に君臨しています。

GDPだけ見ると日本は立派な「経済大国」として活躍していることが分かりますが、経済が発展すれば幸せになれるのでしょうか?

投資家の立場である以上、GDPの動きを無視することはできません。

私は基本的に経済発展を果たすのが未来への希望に繋がると考えている人間ですが、「自殺大国」として知られている日本のGNHが高いとはとても思えないのです。

GDPが高いのはデータとして出ていますが、GNHに関してはどうでしょうか。

GNHはデータで数値化するのがとても難しいので、どうしても印象論で語るしかないのですが、日本は毎日100人以上が自殺する自殺大国です。


出典 www2.ttcn.ne.jp

上の図を見てください。

2012年のデータによると、日本の自殺率は上位7位になっています。GDPがここまで高いのに、自殺率も上位に君臨している日本の現状を見ると、「GDPが高いからといって幸せに生きれるとは限らない」という真実に気づいて貰えると思います。

人間は誰もが幸せを求めており、「自分が幸せになる」という共通の目標を抱えているのが全ての人類の共通点だと思っています。

人の不幸を見て楽しむ人は沢山いらっしゃいますが、「自分が不幸になることを望んでいる人」はほとんどいないのです。

誰もが自分の幸福を望んでいます。

結局、株式投資で儲けたいという願望も突き詰めれば「自分が幸せになりたい」という望みに直結すると思うんですよね。

ただ、身も蓋もない話をしてしまうと株式投資で稼いだからといって幸せになるとは限りませんし、幸せの価値観は人それぞれ異なるので「株式投資で稼げば絶対に幸せになれる!」というのは違うのです。

GDPが高くてもGNHが低い日本の現状をよく分析することをお勧めいたします。

 

GNHが本当に高ければ日本はここまで自殺率が高くないはずです。

「物質的な豊かさを比較すると日本という国はとても優れているが、精神的な豊かさを手に入れている人は少ない」というのが現状になります。

私論を述べると、「日本なんてインフラが滅茶苦茶整っているし、夜中にランニングしても襲われることもなければ日々の食べ物に困ることもない超優秀な国」だと思っているのですが、ここまで恵まれた国でも幸福度が高いとは限らないんですよねぇ。

インフラが整っていない国や、国民1人当たりのGDPが低い国から見れば日本は「とても羨ましい国」のはずです。

私はもっと日本人であることに誇りを抱いても良いと思っていますし、誇りを抱ける条件(GDPの高さやインフラ整備の実績など)がデータ上揃っているので、ここまで自殺率が高い現状がおかしいと思うのが本心です。

 

なぜ日本は豊かなのにGNHが滅茶苦茶低いのか?

 

GNHを重視した国策を打ち出しているブータンでは、「心理的な幸福」や「生活水準・所得」、「国民の健康」などをGNHの指針に定めています。

日本人の生活水準が高いのは紛れもない事実です。

誰もがパソコンやスマートフォンを保有しており、毎月のお給料を利用してブランド品を買いあさり、日々の食べ物に困らない日本が貧しいわけがないでしょう!

更に言えば日本は国民の健康に非常に気を配っている国であり、皆保険制度のお陰で「日本は世界一平均寿命が長い国」として知られています。

その分高齢化社会が進行しやすいのがデメリットになりますが、「長い間生きることができる」のは日本の医療制度が優れているからです。

日本の平均寿命は83歳ですが、他の国はもっと低いです。

 

例えばソマリアという国は平均寿命が50歳となっていますが、ソマリアがここまで平均寿命が低いのは医療制度が日本ほど整っておらず、治安もよろしくないのが原因になります。

日本という国は「長く生きる条件を満たしている素晴らしい国家であること」を意識しなければいけません。

しかし、長く生きることが可能でも、「長く生きることを望まない人が多いから自殺率が高い」のです。

ここまで豊かで、医療制度も整っている日本が世界で上位に君臨する自殺大国として輝いているのは「日本という国に希望を持てないから」です。豊かな国ほどGNHが高いというのは間違いで、日本は精神的な豊かさを発展させないとGNHは向上することはありません。

豊かな社会を追い求めるのは「経済発展を果たす上で効果的」なのは事実ですが、豊かな社会の実現を目指して努力したところで幸せになるとは限らないのですね。

株式投資で儲けることだけを考えるのであれば「GNH」を意識する必要はありません。

 

GDPだけに注目し、GDPの増加率を分析して投資に適した国を選ぶのが最善になります。

 

しかし、幸せを追い求めるのであれば「GDPよりもGNH」に注目する必要があるのです。

私の意見を述べれば、「物質的な豊かさだけを求めて心の豊かさを軽視していれば、そりゃ幸せになれるわけがないよね」と思うのですが、日本人はそろそろGDP絶対重視の価値観から抜け出す必要があると感じています。

株式投資を始めたからといって幸せになれると思ったら大間違いですし、「株式投資は幸せになるための1つの手段でしかないこと」を理解すべきです。


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