ギリシャ人の労働時間が短いというのは嘘である

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ギリシャ問題で揺れる国際経済。

そもそもギリシャという小国一つに世界経済、先進国の日本経済に少なからず打撃を与えられているのは大変遺憾です。

遺憾と言えばギリシャ憎しの声が広がっているのか、このような画像がソーシャルメディアで出回っています。


上記の画像はツイッターで出回っている有名な画像になりますが、この画像を鵜呑みにしている人が多すぎるように感じています。

私もギリシャ人ではなく、ギリシャに住んだこともないのでギリシャの本質を掴んでいるとは言い難いのですが、少なくともデータを分析してこの情報が本当に正しいのか調べることは可能です。

上記の画像を見ると「ギリシャ人はほとんど働かないで楽してばかりいる。だから経済がダメなんだ!」という印象を抱きます。これこそまさにゴミメディアのプロパガンダ戦略であり、「ギリシャ人=怠け者」のイメージを植え付けている好例ではないでしょうか。

そもそもギリシャ人の労働時間というものは既にOECDが統計結果を出しており、その統計データを見ればギリシャ人の労働時間の真意を探ることは可能です。


【図176-1 2011年 OECD主要国 労働者一人当たり平均労働時間】

いかがでしょうか?

2011年のデータになりますが、OECDがだした情報によるとギリシャは社畜大国と呼ばれる日本よりも労働時間が長いことが分かります。

つまり、この時点で最初に見た画像とは根本的に内容が違うことが分かります。

そもそも最初に貼った画像はソースがないんですよ。

出典の根拠が不明確ですし、出典の根拠が分からないゴミみたいな画像と、OECDの統計データのどちらを信じるかという話なんです。

上記の画像を見ると経済先進国のドイツの労働時間が短いことが分かります。

そもそも労働時間が長いから良い、短いから悪いということではなく、現代経済に必要となるのは生産性です。それを理解していない人たちが最初に貼ったクソ画像を鵜呑みにして「ギリシャ人は働かないから経済破綻しそうなんだ! もっと働け!」という意見を述べるのです。

100歩譲ってOECDの情報が間違いだとしましょう。

では、最初の画像は何の根拠があるのでしょうか?


もう一度この画像を見て頂きたいのですが、上記の画像では「ギリシャ人の一日」としか書かれていません。つまり、一見するとこれが平均的なギリシャ人の一日のように見えますが、これがミスリーティングをわざと引き起こしている原因だと分析しています。

ちゃんとOECDのデータではギリシャ人の労働時間が長いことが証明されているのにも関わらず、どのギリシャ人の生活だか分からない情報をピックアップして「ギリシャ人の全体像」として紹介しているから上記の画像はゴミだと言っているのです。

私の言っていることが間違っているのであれば、上記の画像の信憑性を証明してください。

上記のデータはギリシャの一個人のものであり、全体に当てはまらないのであれば全く無意味なものになります。

少なくとも私はOECDからデータを引用して「統計的に見たギリシャ人の労働時間」を証明しているのです。私の意見が間違っているとしたら、まずはOECDのデータが違うことを立証しなければいけません。

私はOECDのデータを引用し、その上で「ギリシャ人の労働時間が短いのはデマ」だと述べています。

しかしながら最初貼ったクソ画像を鵜呑みにした人々はろくに調べもせず、「ギリシャ人は働かないからダメなんだ!」と偏見と先入観で物事を決めつけます。これは投資家として絶対にやってはいけないことなのです。

私はソースが存在する客観的データに基づいた分析を行った結果、「ギリシャ人の労働時間は短くない」と結論をつけています。

そもそも労働時間が短いから経済がダメなんだ!という先入観が今の日本を象徴しているようで恐ろしいです。労働時間の長さ、短さが大きく現代経済に関与していると考えている人が多すぎです。何度も言うとおり、大切なのは生産性であるのにも関わらず……(これは別記事で解説します)

ギリシャ人の労働時間に関しては確かなデータが出ているため、惑わされないようにあなたも注意してください。


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