人命を軽視し続ける日本は病んでいる

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こんなことを言うと反感を食らうのは承知ですが、本当に日本は人命を軽視する風潮が昔から変わってないなぁと思います。

太平洋戦争のときも神風特攻隊や万歳突撃などの人命軽視作戦が問題になりましたが、今も昔も日本の「人命軽視思想」は全く変わっていないと思うわけです。

私が太平洋戦争のことを語るのは筋違いなので言及しませんが(大体戦争を経験していない立場だし)、多くのブラック企業が存在する現代日本は社会全体が病んでいるのではないかと感じることが多々あります。

というか、人命を軽視するのは日本の文化ではないかとも思うのです。(日本は世界で上位の自殺率を誇る国です)

特に酷いのは外食産業でしょう。

外食産業の裏側

上記のリンクは外食産業で働いている人が日々の思いを綴ったサイトになりますが、基本的に外食産業はブラック企業が大半です。経営者視点で考えれば「ブラック企業にならないと会社が成り立たない」というのが真実になります。

価格競争で負けないことに専念した結果、多くの従業員が過労死で亡くなってしまったりうつ病になってしまったりするのが日本社会の現実になります。

ワタミ(7522)も社員の方が自殺した件で大変な騒動になりましたし、去年はゼンショーホールディングス (7550)で社員が過剰労働を行っていた件が問題になりました。


出典 nikkan-spa.jp

餃子の王将を展開している王将フードサービス (9936)も「ブラックな新人研修」がネット上で話題になりましたし、外食産業のほとんどの会社がブラックですよ。

IT業界もかなりブラック企業が多いのですが、ブラックにならなくてはいけないのはビジネスモデルに根本的な原因が存在するからです。最初から高利益率、高い付加価値、他社が真似できない独自技術を駆使して経営を行えばホワイト経営を実現することができるのですが、それができないから価格競争で勝負して人件費を減らすブラック経営体質に移行するんですね。

そうしないと利益が出ないから。

外食産業なんて差別化が難しい業界に該当しますので、ブラック企業だらけになるのはある意味仕方ないんですよ。ただ、私はブラック企業の存在は好きではなく、「人間は皆幸せになる権利があるのに、資本主義社会自体が公平でないから天と地の格差が発生している」と考えています。

高利益率、高い付加価値、優れた独自技術を駆使してホワイト経営を維持しているのは未来工業(7931)です。働く立場で考えるのであれば未来工業に就職するのが1番良いのですが、皆が皆ホワイト企業に就職できるわけじゃないですからね……。

生きるために働く人も沢山いらっしゃいます。

といいますか、自分の好きな仕事だけをして生きている人間の方が少ないと感じるのです。私の知り合いを見ても「人生楽しくて仕方ないぜ!」という形で生きている人間は1人もおらず、日本社会そのものが病んでいるのではないかと思うのです。

付加価値が高い仕事を行わなければ収入が低いのも当たり前ですが、それにしたって日本のサービス業、外食産業、IT業界などは人命軽視のブラック企業が多いように感じるのです。

人命軽視というと言い過ぎかもしれませんが、1つだけ確実に言えるのは「幸福軽視」の企業はたくさん存在するという事実でしょう。

労働基準法を平気で破って違法労働を要求し、下の人間を沢山働かせてようやく利益が得られる企業体質そのものが問題であることは当たり前なのですが、この構図を変えるのは非常に難しいんですよね……。

何度も言うとおり大した差別化ができていない企業は価格競争などで優位に立つしかないため、人件費などを徹底的に削減して利益を出すしか生き残る道がないわけです。

未来工業がホワイト企業として輝き続けることができるのは「差別化」に成功しており、「高付加価値」を意識した商品を販売しているからでしょう。差別化が難しい外食産業で未来工業のようなホワイト戦略を取るのは無理なんですね。だから必然的に「人命軽視主義」が中心となってしまうのです。

私は売上高が多いから凄いとは思わないし、企業価値が凄まじいから凄いとも思わない。

私が本当に凄いと思っているのは「他人の幸せを考えて行動している企業(経営者)」です。人命軽視が当たり前となっている時代で、従業員の幸福を重視して様々な人を幸せにする企業や経営者が本当に尊敬できるのです。

だから私は未来工業信者なのですが、未来工業創業者の山田昭男さんはもう亡くなってしまいました。


出典 maxresdefault.jpg

山田さんのような人間が今の日本にはもっと必要です。誰が何と言おうと、私が世界一の経営者だと思っているのは山田さんです。スティーブ・ジョブズよりも、孫正義さんよりも、カーティスよりも、山田さんが1番偉大だと思うのです。

「社員の幸福を大事にして経営を続け、日本一のホワイト企業を築き上げる」

これはとても難しいのです。利益を出しながらホワイト経営を維持するのはとても難易度が高いのです。少なくとも今の外食産業では無理です。

山田さんは多くの人を幸せにするために生まれてきた人間のように思えてなりません。今の日本に必要なのは山田さんのような人間です。競争社会であり続ける限り、ブラック企業という言葉はなくなることはないのでしょう。

ブラック企業が消えたら日本全体の経済力が低下しますから。


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