弱者を切り捨てると経済は発展する

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あまりこういうことを言いたくないのですが、経済の仕組みを知らなければ株式投資で勝てないので、経済の本質を解説させていただきます。

弱者を切り捨てると経済が発展するというのは紛れもない事実です。


私は「弱者切り捨て」が良いとは思えませんが、経済効果を最重要視するのであれば弱者切り捨て政策が効果的です。

資本主義社会の弱者とは「お金を稼げない人間」のことを指します。

つまり、経済的弱者が資本主義社会の弱者です。

感情論を捨てて思考してほしいのですが、なぜ弱者切り捨て政策が経済に良い影響を及ぼすのか考えたことはありますか?

「弱者救済」という響きは非常に甘美です。正義心に溢れ、誰もが弱者を救済するのが良いことだと考えます。それは私も同意見です。

しかし、弱者を助けることばかりに目を向けると経済が停滞します。

例えばフリーターは経済的弱者と言われています。現在の日本では「フリーターは立場が弱い経済的弱者」なのですが、もし多くの企業が「弱者救済」を目的にしてフリーターの雇用を辞めたらどうなるでしょうか?

「フリーターって賃金も低いし、立場も低くてかわいそうだよね。それならフリーターを救済するために、アルバイトを全員正社員にしようよ!」と考えた企業があるとします。この考えは非常に立派ですが、「弱者救済」が会社の業績に悪影響を与えるのは明白です。

そもそも、なぜフリーターが存在しているのか?

それは企業が「安い労働力」を求めているからです。つまり、フリーターがかわいそうという理由でアルバイトを雇うのを止め、全員正社員体制に移行したらその分人件費が向上します。人件費よりも利益額を増やせば問題ないのですが、世の中そこまで甘くはありません。

特に価格競争が激しい外食産業は「フリーターが会社の経営を支えている」という現実が存在します。安価で労働力を提供してくれるフリーターは会社にとって重要な存在であり、「安くこき使えるからフリーターは歓迎される」のです。

しかし、アルバイトを雇わないで正社員の人件費だけで会社を経営する場合、どのようなデメリットが生じるのでしょうか。

まず、フリーターという安価な労働人材がいなくなるので人件費が向上します。

人件費が向上するとコストが高くなるため、企業が大きな利益を出すのが難しくなります。企業は「人件費は低ければ低いほど良い」と考えているケースが大半なので、弱者救済を目的にしてアルバイトの労働賃金が向上すると大変困ってしまうのです。

利益が伸びないと自社の株価も下がり、結果的に投資家は損失を被ります。株価が上がらないと投資家は利益を出せないので、「合法的手段である限り、利益を伸ばす策を実行するのが優秀な会社」だと考えます。

弱者を救済する政治を実行したければ非正規雇用を廃止するべきです。

しかし、非正規雇用者がいなくなれば「安価で雇える労働者」が少なくなるため、多くの企業が大ダメージを受けます。利益額が減ると日経平均株価も急落するため、経済に良い影響を与える可能性は低いです。

逆に弱者を切り捨てる政策を実行するとどうなるでしょうか?

格差社会が拡大するのは確かですが、弱者を切り捨てるということは「支出が減る効果」が期待できます。例えば「生活保護を廃止する」のは弱者切り捨て政策に該当します。

生活保護を廃止すると「働けない人々」が困ってしまうのですが、生活保護は税金で支払われます。

弱者切り捨て政策を実行し、生活保護費という支出がなくなれば「多くの税金を集める必要がなくなるので、他の分野の税率を引き下げることが可能になります。(例、法人税率引き下げなど)

法人税が引き下げられると利益を増やすのが容易になり、多くの企業は増益を達成することが可能になります。その結果株価が上がり、経済が発展します。

そうすると「増益効果」により配当金を増やすことが可能になるため、お金の流れが円滑になるのです。

生活保護廃止という露骨な弱者切り捨て政治を行なうことはないと思いますが、「弱者切り捨ては経済的に効果アリ」という事実を理解しなければいけません。

現実を見てみると、安価な労働力を駆使して多くの企業が利益を得ています。

本当に弱者を救済したければ税率を引き上げて、スウェーデンのような福祉国家に生まれ変わるのが得策になりますが、多くの資本家はそんなことを望んでいないのです。

私は弱者切り捨てが良いことだとは思えません。

ただ、弱者がいるお陰で経済が発展し、一部の人々が豊かになるという現実を無視してはいけないのです。

企業は安価な労働力を求めています。

ベトナムやタイに工場を建設するのはベトナムやタイが好きだからですか?

違いますよね?

ベトナムやタイは安価な労働力を確保できるから、製造業はベトナムに工場を建造するのです。

ビジネスの世界は弱肉強食であり、弱者を守るという思想はほとんどありません。弱者を守り、適正な利益を上げるのが理想のビジネスになりますが、一部の業界では「弱者を利用しないと利益が出ない」のが現状となっています。

なぜ私達はチョコレートを安く食べることができるのでしょうか? それはカカオを生産する発展途上国が安い労働力を駆使し、安価でカカオを生産することができるからです。

「発展途上国がいるお陰で、先進国が発展する」という言葉が存在します。

これは発展途上国が安い労働力(例・児童労働)で働いてくれるから安価で商品を販売することができ、結果的に安い商品がたくさん売れるという理論になります。

弱者(搾取される側)がいるお陰で経済が発展するのは紛れもない事実です。この事実を理解すれば、弱者切り捨て政策は経済に良い影響を与えるという真実に気づくはずです。

まあ、弱者切り捨て政策で潤うのは「資本家」だけですが……。

この事実を理解した上で、資本家になるメリットをもう1度考えてください。


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