ベンチャー企業は軽騎兵のような存在

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古来の戦争では軽騎兵の存在がとても重要でした。


軽騎兵は戦況をひっくり返すほどのパワーはありません。軽騎兵の役割は防御の薄い後方部隊を襲撃したり、スピードを利用して敵を錯乱したり、逃げ惑う敵兵を追撃したりという重要な任務を課せられていました。

軽騎兵で注目したいのがスピードです。装備が充実している重歩兵や強固な鎧を身にまとっている騎士とは異なり、軽騎兵は素早い動きで敵を翻弄することができたのです。

正面から戦っても勝つのは難しいが、自分の長所を活かした戦術を取れば戦果を上げられる。それが軽騎兵という存在です。

ベンチャー企業の株を買うのは、軽騎兵を手に入れるようなものです。

軽騎兵だけで戦場を勝ち抜くのが難しいのは事実です。しかし、ベンチャー企業は軽騎兵のようにスピード感がある会社が多く、素早い対応を武器にしています。まだ社員数が少ないと物事を迅速に決めやすいので、大企業には無い「スピード感のある成長」が期待できるのです。

そのため、成長株を狙って株式投資で儲けたいと思っている方は、ベンチャー企業の株を買うのがお勧めです。

軽騎兵と言っても、役割や装備は様々です。モンゴル帝国のように弓を装備して敵を蹂躙した弓騎兵もいれば、槍を装備した槍騎兵もいるのです。

最新技術を駆使して成長を続けるベンチャー企業は竜騎兵のような存在です。

竜騎兵とは、当時最先端技術であったマスケット銃を装備した軽騎兵のことを言います。竜に乗った騎兵ではありません。


竜騎兵は効率良く敵を叩きのめすのに適した存在でした。銃という火力の高い武器を手にした竜騎兵は、馬の素早い動きを活かした攻撃で素晴らしい戦果を上げたのです。

スピード感があり、攻撃力が高い竜騎兵。これは最新技術を武器としているベンチャー企業と非常に似通っているのです。

現代の最新技術と言えばITです。コンピューターやインターネットビジネスで利益を得ている会社は非常に将来性が高いのです。特にインターネットビジネスという分野は、利益率が高いのが特徴になります。

利益率が高いということは、それだけ効率的にお金を儲けられることになるのです。竜騎兵も効率的に敵を殲滅する能力に長けていました。危なくなったらすぐに退却し、間合いをとってマスケットを放つその姿は「効率良く敵を叩きのめす騎兵」として各国で恐れられたのです。

また利益率の高い会社は、事業で得た利益の大半を別の用途に使用することができます。つまり、利益を最新技術を獲得するための研究費用に使用したり、設備投資に利用したりすることもできるのです。

また、IT分野で活躍しているベンチャー企業の多くは、過度な人員を必要としません。というのも、多くの人員を確保しなくても利益を上げることができるからです。

従来の発想である、「売り上げを伸ばしたければ人を雇え!」という考え方は陳腐化しつつあります。一部の業種では多くの人員が必要になりますが、IT分野ではそこまで多くの人手を必要としないのです。やろうと思えば1人で利益を上げることも可能です。(もちろん、売り上げを伸ばしたければある程度の人材は必要になります)

最小限の人員で効率的に利益が出せる。これはITベンチャー企業の大きな特徴になるでしょう。人が少ないと指示も行き届きやすくなるので、素早いフットワークを活かした事業計画を立てることも可能になるのです。

株式投資で儲けたければ、「素早い動きを武器とした、軽騎兵のような株」を手に入れるのがお勧めです。

軽騎兵の弱点を挙げるとすれば、「パワー不足」という点になるでしょう。圧倒的な攻撃力を強みとする重装歩兵と異なり、戦場を支配するだけの力はありません。

また、安定感が無いのも軽騎兵の弱点です。質に勝る敵兵が襲い掛かってくると、襲撃に対応できるだけの戦闘力がないのが懸念材料です。

ベンチャー企業も同じです。スピードで敵を翻弄することはできますが、多額の利益を上げないと市場のシェアを多く獲得することができないのです。

安定感という部分を加味しても、大企業と比べると劣っていると言わざるを得ません。基本的に、財力が無ければピンチに対処するのは難しいのです。赤字や業績悪化というトラブルを招いても、財力がある大企業は危機を乗り越えることが可能です。

しかし、まだ資金力が乏しいベンチャー企業は1度の赤字が会社にとって致命傷になることもあるのです。

資金が豊富で最新技術を武器としている会社は本当に強い会社に該当するのです。もちろん、利益を上げていることが条件になりますが、株式投資で儲けたければ「スピード感のある成長を続けている」という部分に注目してください。

また、ベンチャー企業だけを狙って投資するのは危険です。上記の通り、ベンチャー企業は「安定感が無い」ので、株式投資で儲け続けたければ安全資産を手に入れるのが賢明になります。


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