数の子の株主優待がウリの魚喜 (2683)は本当に良い株なのか

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数の子株として有名な魚喜 (2683)


出典 id.japaneseclass.jp

魚喜は東証2部に上場している会社で、配当利回りはゼロなのですが「5000円相当の塩数の子セット」が貰える株として多くの個人投資家から注目を集めています。

 

株主優待利回りは驚愕の6.5%。

 

ぶっちゃけた話、数の子目当てでも株主優待によるインカムゲインが期待できる株として評価することができます。

 

 

が、魚喜は財務状態を分析すると結構危うい株なんですよね……。

 

 

 

黒字経営を保っているのは良いのですが、自己資本比率が10.9%という数字は悪すぎます。

 

基本的に優待株は「財務状態が優良な会社」を狙うのが良いのです。

 

なぜなら経営環境が悪化して会社の業績が悪くなっても、ある程度耐えられるだけの財務力があれば株主優待を維持するのは容易だからです。

 

 

しかし、魚喜は自己資本が2億9100万円なのにもかかわらず、有利子負債額が5億3000万円も存在するので財務健全株だと評価することはできません。

 

こういう株は経営状況が悪化すると株主優待の廃止リスクも高くなるため、「株主優待目当ての投資」を行うのはかなりリスキーな行為になります。

 

 

魚喜を見ていると関門海(3372)を思い出すんですよね……。

 

関門海はフグの株主優待をプレゼントしていた株で、株主優待目当ての投資家から絶大な支持を得ていました。しかし、業績が悪化し、自己資本比率も極端に低かったので株主優待が企業にとってコストになってしまい、現在は株主優待制度が廃止されています。

 

 

結果、関門海は何の面白味もない無配当株になってしまったのですが、魚喜も業績が悪化してしまったら株主優待廃止のリスクが高まると判断するのがお勧めです。

 

 

私個人の意見を述べると数の子に釣られるのは良くないと思っています。

 

 

勿論、株主優待で数の子が貰えるのはかなりレアで希少価値が高いので株を買いたい気持ちも分かるのですが、株主優待廃止のリスクは無視することはできません。

 

株価も非常に割高で大きな成長性に期待するのも酷なことから、魚喜は「株主優待狙いの投資」を行うしかないのが答えになります。

 

ただ、現在の株価は760円で1単元株を購入しただけで5000円相当の塩数の子セットが貰えるのは非常に魅力で、そこまで高いリスクを背負わなくても良いのが長所になります。

 

最悪、株価が400円になっても1単元しか保有していなければ損失は3万7000円になるため、数の子目当てで魚喜を100株保有するのもアリと言えばアリです。

 

ただ、何度も言うとおり魚喜は数の子以外の魅力が乏しい株になるため、少額投資を実行して数の子を受け取るのが王道戦略になります。

 

優待株は万が一優待が廃止されてしまうと大きく株価を落とし、優待株の最大の長所が失われてしまうので関門海の例を参考にして投資を検討することをお勧めいたします。


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