未来工業(7931)創業者の山田昭男さんが死去

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「日本一社員が幸せな会社」として知られる未来工業を創業した山田昭男さんが、7月30日に多臓器不全でお亡くなりになりました。


ソース http://www.asahi.com/articles/ASG7Z6CYQG7ZOHGB015.html

残業、ノルマ一切なし! 超差別化経営を実現して「創業以来赤字なし」を続けてきた未来工業の創業者である山田さんが亡くなってしまったのは大変残念です……。

私が1番尊敬している経営者が山田さんです。

「社員に対して気持ち良く働いて貰う環境」を作るために様々な施策を実行し、年間に約140日の休日を与えて型破りな経営を行なってきた山田さんは日本が誇る宝でした。

 

現代社会は悲しい現状に包まれており、作業員や社員を「モノのように扱う企業」が大多数を占めている中、山田さんの「社員を大切にする経営」は一際輝いて見えました。

「性善説経営」を実行し、日本人の正直さを信じて取引先や社員を心の底から信用する山田さんはとても度量の広い人物として知られていました。

赤字経営に苦しんでいる企業が多い中、「創業時からずっと黒字経営を続けてきた」というのは山田さんの経営手腕の巧みさを立証する実績になります。

 

「社員に気持ち良く働いて貰うから良い結果が出せる」と山田さんは述べたことがありますが、山田さんの持論が結果に繋がっているのは明白です。

 

未来工業は山田さんの意思を受け継ぎ、現在も残業なし経営を継続している最中です。

私は未来工業が本当に素晴らしい会社だと考えていますし、創業者の山田さんも日本史に名を残す偉人だと思っています。世の中の多くの経営者は「スティーブ・ジョブズ」を尊敬していますが、私は山田昭男という偉大なる人物に注目して欲しいと願っています。

 

社員を駆使して業績拡大を成し遂げた社長はいくらでも存在します。

 

しかし、山田さんの凄いところは「社員を幸せにし、社員を大切にする経営を成し遂げて会社を上場させ、創業以来黒字を保ったこと」です。これは他の経営者が真似することはできませんし、「自社商品の差別化」に成功して多くのシェアを獲得しているから実現できた経営です。

「徹底して同業他社と違うことをする」という経営方針も良く、「企業が生き残り続けたければ差別化が必須である」と気づかせてくれたのも山田さんでした。

山田さんは経営不振に悩む全国の経営者に「活路」という名の道を与えた日本が誇る偉人です。

山田さんは今後生き残る会社について以下のように語っています。


「今後は日本も人口低下が進む。その中で本当に生き残るのは『人間尊重』を重視している企業だ」

日本の大半の企業は「社員を労働力として捉えている」という現実が存在します。人間尊重を重視している会社は非常に少なく、山田さんの理論は現代日本では理想論となっている状態です。

しかし、山田さんのおっしゃるとおり、今後も生き延びる会社は「人間を尊重した会社」ではないでしょうか。

会社は社会のために存在し、人のために存在するのです。

社会の役に立つために会社が存在するのですから、言い換えれば会社とは「人を幸せにする場所」として判断することもできます。

私はもっと山田さんのような経営者が増えて欲しいと望んでいますが、まず不可能でしょう。

山田さんが行なった経営は「安易に真似できるものではない」のです。

差別化経営を実践していた山田さんが最後に残した経営術も、「簡単に真似することのできない差別化経営」としてこの先も語り継がれていくのです。

 

日本を代表する経営者、山田昭夫氏のご冥福をお祈り申し上げます。


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