EUがギリシャ支援を決定。振り回されただけの投資家

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信頼度の低下を危惧したEUがギリシャ支援を決定しました。


>ユーロ圏首脳会議は13日午前(日本時間同日夕方)、約17時間にわたる協議を終え、ギリシャ議会が15日までに財政改革案を法制化し即時実行することを条件に、ギリシャへの金融支援を行うことで大筋合意した。ギリシャはユーロ圏にとどまり、国際通貨基金(IMF)の関与とともに、財政再建を再び目指す。

出典 http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK13H5M_T10C15A7000000/

今回EUがギリシャ支援を決定したのは、「EUの信頼度低下」を恐れたからです。

第一次世界大戦に続き、第二次世界大戦でもお互いを殺しあった欧州人。二度とあの惨劇を繰り返してはいけないと望み、協調する道を選んだ欧州諸国は「ギリシャのEU離脱によって信頼度低下と平和リスクが高まること」を恐れた結果だと言えるでしょう。

このニュースは経済的にも世界的にもとても良いものだと判断することができます。

EUは今までどおり信頼を落とさないで組織を維持することができますし、「EU諸国が困窮に陥っても見捨てない組織」として高く評価される要因になります。

世界平和の観点から見ても同様で、EUという組織が円滑に回っている限り欧州から戦争の火種が発生する可能性は少ないといえるでしょう。世界平和を望む全ての人々にとって「EUのギリシャ支援」は歓迎すべきニュースであるのは確かです。

本当にくだらないと思います。

何がくだらないのか?

EUがギリシャを支援したことがくだらないのではなく、「その動きに翻弄される人々」がくだらないのです。ギリシャが破綻しそうになったら右往左往、中国バブルがはじけた!と言われれば焦りが止まらない。

なぜ投資家という生き物はここまで外部的要因に左右されてしまうのでしょうか。

仏教の開祖である釈迦は、「自分を中心に捉えなさい。外の出来事に心を翻弄されてはいけません」と説きましたが、この釈迦の教えと正反対に位置するのが投資家ではないでしょうか。

世界経済の発展は今後も続き、人類の発展も途絶えることはないのは確定事項ですが、精神レベルの発展はまだまだ遅れている様子です。

一瞬でマネーが駆け巡る情報化社会で過ごしている我々は世界経済の動向を無視することはできません。

しかし、それに振り回されすぎてしまうのが問題なのです。

中国バブルが崩壊しようがギリシャが破綻しようが、いずれ必ず景気は回復します。経済も必ず上向きになるのです。だから本質的には恐れるものは何もないはずなのに、「目の前の外の出来事」に翻弄されるから本質を蔑ろにしてしまうのです。

ツイッター、Facebookなどのソーシャルメディアの発展によって我々は迅速に情報を入手できるようになりました。

しかし、情報を入手した後の行動はまだまだ発展途上としか言いようがありません。ソースもない情報を鵜呑みにしたり、ギリシャごときで混乱して株価が大幅に下がったり……。

真の長期投資家になりたければ釈迦の教えを学ぶべきだと強く思う今日このごろです。


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