小僧寿し (9973)はなぜ迷走を続けているのか

LINEで送る
Pocket

小僧寿しの迷走が止まらないと話題になっています。


出典 cs.wikipedia.org

>持ち帰りすしの老舗、小僧寿しの迷走が止まらない。業績は2010年12月期から4期連続の最終赤字。この1年間で社長が2回代わり、夏には全従業員の3割が希望退職で会社を去った。

定款変更で金融業、医薬品販売、金券販売を事業目的に加えたほか、今年8月には「今後どのように経営していったらいいか」を公募するという前代未聞の手段に打って出た。いったい小僧寿しで何が起きているのか。

出典 ラーメン店に転換 小僧寿し、迷走の果てに 

 

寿司屋なのに金融業への進出か……。

 

この際はっきり申し上げますが、本業が上手くいかなくて他の事業に手を出すパターンは大抵失敗して終わります。本業が儲かっている状態で「利益分散」を意識して他事業に手を出すのは良いのですが、本業がダメだから他で儲けるという発想がまずダメだと思うわけです。

 

例えば今、金融業は滅茶苦茶儲かると思っている人も多いのですが、「儲かるから手を出す」という発想自体が間違いだと私は思っています。

 

基本的に利益は後からついてくるものですから、小僧寿しの場合まず本業を立て直すことが重要になるのではないでしょうか。

 

確かに寿司業界は儲けるのが非常に難しい業界に該当します。100円寿司や回転寿司の出現によって低価格路線が進み、寿司を販売して儲けるのが厳しいという情勢であるのは理解しています。

 

しかし、今まで寿司を販売して利益を上げてきた会社が金融業や医薬品販売を通じて利益を上げることができるのかという疑問も浮かびます。

 

基本的に会社というのは儲からなくなると他事業をはじめて挽回を図ろうとするケースが多いのですが、大抵の場合失敗します。それは儲けるためのノウハウがないからです。

 

そもそも事業は「儲かること」がとても重要になるのは確かですが、「儲かりそうだから参入する」というのはちょっと違うと思うんですよね。

むしろ私は最初は儲からない方が良いと思っており、儲かるまで時間がかかるビジネスほど参入障壁が高いので効果的だと考えている立場です。

 

小僧寿しは赤字経営が続いているので、どうにかして現状を挽回したいと望んでいます。

 

その気持ちは痛いほど伝わってくるのですが、「今後どのように経営していったらいいか」を公募するのはやりすぎでしょう。他者の意見を聞くのは非常に重要ですが、そのくらい自分で考えろよ……。

 

持ち帰り寿司ビジネスが厳しいのは確かですが、他事業で挽回を図ろうとするのであればいっそのこと寿司ビジネスをやめた方が良いんじゃないかと思うんですよねぇ。

 

「本業が儲かっていないから他事業に手を出す会社は大抵失敗する」

 

この事実をよく覚えておくのが重要になります。


スポンサードリンク