オウチーノ (6084)という株が凄まじい

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私は成長性しか取り柄のないベンチャー企業の株が本当に苦手で、昔も今も成長性しか評価できないベンチャー企業の株を買ったことはありません。

さて、東証マザーズにオウチーノ(6084)という株が存在しますが、この株は本当に凄まじいんですよね。


(オウチーノのチャート)

 

 

これは酷い。

 

オウチーノは住宅・不動産情報サイト『O‐uccino』を運営している会社で、今流行りのサイト運営ビジネスを手がけているのがウリです。

元々オウチーノは物凄く割高で上場したばかりの頃は9000円台の株価を維持していました。

2014年11月14日にストップ安を叩き出したオウチーノは現在2030円の株価を記録しています。

 

なぜオウチーノはここまで株価が下がってしまったのか?

 

これはオウチーノに限った話ではないのですが、IPOしたばかりの株は非常に割高でプレミアム価格がついているので株価が落ちることが多いのですね。

 

更に成長性の高い値嵩株は「成長力が落ちた」というだけで株価が暴落する傾向があるため、株主に利益を還元したければ高い成長力を維持しなければいけません。

 

黒字経営を続けても、成長力が落ちた時点で成長性だけがウリのベンチャー企業株は株価が下がるんですよ。

 

オウチーノがストップ安を記録したのは「2014年12期3Q累計で赤字決算を出したから」です。

 

営業利益は-1億2200万円、経常利益は-1億2300万円、純利益は-1億6700万円でとても悲惨な結果を残してしまいました。

効果的なSEO対策の遅れなどが赤字転落の要因として挙げられていますが、株主から見たら「成長力が落ちたベンチャー企業株」は本当に魅力がないのですね。だからオウチーノはここまで株価が下がっているのです。

 

それにしても、9000円台でオウチーノ株を購入したらどうしようもないですね……。

 

9000円台で株を買った場合、現在の株価が4.5倍にならないと含み損が解消できない計算になります。

本気で含み損を解消したければナンピンを決行して平均取得単価を下げるのが良策になりますが、決算内容を見る限りそこまでナンピンしたいと思える要素がないのが懸念材料です。

通期業績予想も赤字に修正しているオウチーノはしばらく苦難の時期が訪れると予測しています。ここから奇跡の復活を遂げれば株価は大きく反発すると予測できますが、さすがに9000円台はかなり厳しいんじゃないですかね……。

 

オウチーノは自己資本比率が高い財務健全企業ですが、配当金を支払っていないのでインカムゲインを狙うのは実質上無理です。

 

そのため、成長性を活かした売却益狙いの投資に特化するしかないのですが、成長力という最大の武器が失われてしまった以上、オウチーノが9000円台の株価に成り上がるのは相当厳しいと分析しています。

 

更に言えば現在の2030円の株価でもPBRは2.56倍なので、全く割安ではないのですね。

 

「成長力だけしか取り柄がないベンチャー企業は、成長力が落ちた時点で株価が大幅に下がる」という事実を覚えておいてください。


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