グリーとKADOKAWAが共同開発した『城姫クエスト』を切る!

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東証1部に上場しているグリー(3632)とKADOKAWA(9477)が共同開発した『城姫クエスト』が8月15日にリリースされました。


城姫クエストは「プレイヤー自身が城主となり、女の子に擬人化した日本の城を育成するゲーム」です。

株式投資.jpは株サイトなので、ゲームの内容についてはほとんど解説しません。

その代わり「株」という視点で城姫クエストとソーシャルゲーム市場について分析させて頂きます。

まず思ったのは、城姫クエストは完全に『艦隊これくしょん』の二番煎じだなという事実です。


(艦隊これくしょんの画像)

艦これというゲームは登録者数が200万人を突破した超人気のブラウザゲームですが、「艦これが流行ったことにより、2匹目のドジョウを狙う企業が増えた」のが印象的です。

艦これが大ブームを巻き起こしたのは「今までほとんど擬人化されていなかった戦艦や空母を可愛い女の子にした」というのが1番大きな理由として挙げられますが、今は擬人化ゲームは腐るほどあります。

「艦これに続け!」を合言葉に擬人化美少女ゲームを配信する企業が滅茶苦茶増えていますが、城姫クエストは艦これほど流行らないと予測しています。

 

グリー&KADOKAWAという大型コラボは魅力的ですが、城姫クエストは今流行りの擬人化に乗っただけのゲームであり、明確な差別化が図られていないのが問題点になります。

大ヒットを飛ばしたソーシャルゲームはパズドラが有名ですが、パズドラは「RPGの戦闘とパズル」を組み合わせて新感覚の楽しさを組み合わせたから流行ったのです。

城姫クエストのウリは「城姫という擬人化キャラを育て、敵の城と戦うシミュレーションゲーム」という部分ですが、これだけだとちょっと厳しいかなと思います。

大ヒットを記録するゲームを配信したければ目新しさを用意しなければいけません。

城姫クエストは「擬人化」という部分で艦これの二番煎じですし、「城姫を育てる」という部分もまんま艦これと同じです。ゲームシステムがとても面白かったら城姫クエストもヒットする可能性が高いのですが、二番煎じゲームが流行るほどゲーム業界は甘くありません。

グリーやKADOKAWAの株主は「城姫クエストが大ヒットすれば株価も急上昇する!」と期待で胸を膨らませていますが、あまり期待し過ぎないほうが良いと思います。

そもそもゲームをプレイするユーザーは「目が肥えている人」がとても多いので、新しい面白さを追求できるゲームを配信しないと飽きられやすいという法則があります。

城姫クエストがパズドラのように「新感覚の面白さ」を提供しているのであればヒットする可能性も大ですが、ゲームシステムがありきたりなものだったら大ヒットを記録することはないと思って頂いて結構です。

ソーシャルゲームというものは「広告費」がとても重要になります。

グリーやKADOKAWAは資本力がある会社なので城姫クエストに多額の広告費をつぎ込んでいる可能性が高いです。広告を出せば出すほどソーシャルゲームはヒットし易いのですが、「長く稼げるソーシャルゲーム」を実現したければやはりゲームシステムがキモになります。

あと個人的に思うのですが、擬人化ソーシャルゲームはもう食傷気味ですよ。


(城姫クエストのキャラ画像)

ゲームユーザーは飽きやすいです。

同じようなゲームがリリースされても持続性に欠けるため、「艦これと酷似している城姫クエストが長くヒットするのは難しい」と予測しているのが現在の私です。

城姫クエストが本当に将来性に長けたゲームであればグリーの株を買っても良いと思いますが、私は城姫クエストが大ヒットするとは思えないんですよねぇ……。

そもそも擬人化育成ゲームというものは既にレッドオーシャンに属しており、「様々な企業が擬人化ゲームで2匹目、3匹目のドジョウ」を狙っている状態です。

城姫クエストの場合、最初は話題になると思いますが、競合他社がどんどん参入してユーザーの取り合いになると予測しています。

その証拠に城を擬人化した『御城これくしょん』というゲームがDMMゲームスからリリースされる予定です。


(城これのキャラクターの1人である水口城)


(城これキャラクターの鹿児島城)

城これは今年の秋にリリースされる予定のブラウザゲームですが、城姫クエストと同じく「城の擬人化ゲーム」として開発されている最中です。

もうね、城の擬人化ゲームは既にレッドオーシャンなんですよ。

そもそもなぜ城を擬人化したいのかがよく分からない。

擬人化ゲームを作るのであれば飛行機でも槍でも刀でも良いわけです。当たることを狙うなら戦車の擬人化もありでしょう。

ここまで「城の擬人化ゲーム」の競争が過熱している中、城姫クエストが一人勝ちするのは厳しいです。城姫クエストや城これ以外でも「城を擬人化したゲーム」が新たにリリースされる可能性は高く、皆艦これに次ぐヒットを狙っているんですね。

擬人化しただけでゲームがヒットすると思ったら大間違いですよ。

擬人化ゲームはこの先ユーザーから飽きられ、少しずつ話題性を失うと予測しています。

ブームは自分で作り出すものであり、ブームに乗っちゃダメなんです。

パズドラの二番煎じゲームが次々とリリースされて、ほとんどのゲームが爆死した現状を私達は忘れてはいけません。

擬人化ゲームが乱発するようになれば、「擬人化ゲームそのものが飽きられ、魅力的な市場ではなくなる可能性が高い」ため、城姫クエストの将来性に関しては厳しい目で見なくてはいけません。

飽きられたら課金するユーザーも減りますし、「長い間儲かるゲーム」を作りたければ似た方向性のゲームをリリースするのは得策ではないんです。

「城姫クエストが大ヒットしたらグリーの株価が爆上げだぜ!」と思っている人は、ゲーム業界の実情を詳しく分析した上で物を語ったら良いと思います。

同じようなゲームは飽きられやすいんですよ、ほんと。


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