風説の流布容疑で強制調査を受けた株サイト、「般若の会」の関係先

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昔から存在する株サイトである「般若の会」の関係先が強制調査を受けたと報道されました。

般若の会のサイト http://www.kanenone.com/index.html

>強制調査を受けたのは、インターネットの株式サイトを運営する「般若の会」の関係先です。
関係者によりますと、このグループは、バブル期に多額の資金を使って株式相場を動かした仕手集団の元代表として知られる70代の男性を代表にして、会員を募集する一方、運営するサイトで会員や一般の投資家に向けて株の情報を発信していました。
このうち、4年前から3年前にかけては、当時、大証1部に上場していた化学メーカーについて、過去に行った仕手戦を例に挙げて、「同じような大相場になる可能性がある」などと書き込んでいました。

出典 株サイト書き込み「風説の流布」容疑で強制調査

この般若の会というサイトはめったに更新されないことで有名でしたが、私が気になるのは「特定銘柄の情報を上げ、同じような大相場になる可能性がある」と書き込んでいたことです。

普通、風説の流布というものは「株価を吊り上げる目的で虚位の情報を書き込む」のがアウトなのですが、「同じような相場になる可能性がある」というコメントで強制調査を受けるのはとても珍しいケースではないでしょうか。

これが特定銘柄の情報を上げ、「○○という株は仕手筋が介入するから株価が上がる」と書き込んでいたら株価釣り上げや虚位の情報という形でアウトになる可能性が高いのですが、「可能性がある」と、可能性を提示しているだけで強制調査を受けるのはかなり衝撃的です。

匿名掲示板などにはよく、「○○に仕手筋介入!」と書き込まれたコメントを見かけますが、これも完全にアウトでしょう。なぜならば今回のように「可能性がある」というコメントを付け加えても強制調査を受けてしまうのですから。

今まで風説の流布でアウトだったのは「虚位の情報を断定という形で書き込み、株価吊り上げを狙う」という形でしたが、「可能性がある」という言葉を加えておけば断言しているわけではないのでセーフであったことが多いのです。なぜならば可能性というものはどの銘柄にもありますから。

実際に株価吊り上げ目的で情報を記載している立証(情報を書き込んだ者が仕手筋に関与しているなど)ができれば良いのですが、今回の件が風説の流布に該当するかどうかは非常に疑問です。


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