豊商事公開買付けに対するあかつきフィナンシャルグループ (8737)の意見

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あかつきのIRを読みました。

持分法適用会社である豊商事株式会社に対する公開買付けについて 

 

>3.当社の本公開買付けの考え方
本プレスリリースに記載されているとおり、今般の本公開買付けについて、プロスペクト
からは事前に知らされておらず、未だ協議は行っておりません。
今後、当社といたしましては、公開買付けにおける買付価格等の条件の公正性、豊商事か
らの本公開買付けについて表明される意見、豊商事との業務提携による今後の業績への影響などを検討し、当社の企業価値の向上の観点から慎重に判断を行っていく予定です。

出典 持分法適用会社である豊商事株式会社に対する公開買付けについて 

 

この文章を読むとあかつきは豊商事に対する本公開買付けに関して、そこまで嫌がっていないと私は捉えました。

 

といいますか、こういうことを言うのはあまり良くないのかもしれませんが、私は出来レースだと思っています。

要するに建前上「こんなことは知らなかった。これから慎重に判断していこう」と述べなければいけないわけです。プロスペクトが事前に知られていないと言っているのですから。

 

ただ、私は「本当に知らなかったのか?」という部分が非常に疑わしいと思っているのです。

 

今回のキーマンはドミニク・ヘンダーソンでしょう。

 

ドミニク・ヘンダーソンはあかつきの取締役を務めており、プロスペクトの社外取締役も務めています。このような人物が存在しておきながら「この話は初耳」というのは本当なのかと疑問を抱いています。

 

更に言えば公開買付けが嫌な場合、もっと対立的な文章を載せると思います。「当社は今回の公開買付けに断固反対の立場を取り、株主の皆様にはご理解とご協力をお願い申し上げます」という形で書くと思っています。

 

あかつきの文章を読むと、「公開買付けにおける買付価格等の条件が良かったら別に良いんじゃね?」という感じに捉えられます。これはプロレスなのかガチンコなのかという議論が広がっていますが、私はプロレスのように思いますけどね……。

 

あ、一応言っておきますがこれは私が勝手にそう思っているだけですよ。真意は不明確ですが、他の情報を照らし合わせると「プロレスに見える」と私が勝手に思っているだけです。

気になる情報が多すぎるんですよ。

例えばこれ。

 

>一方で、当社はプロスペクトの普通株式 4,450,000 株(プロスペクトの発行済株式総数の4.03%)を保有しておりましたが、平成 26 年 12 月 8 日にそのすべてを売却しております。

当社はプロスペクトと上記の第三者割当増資時より、両社グループによるファンド組成等
について継続的に協議を行ってまいりましたが、現在のところ、具体化している内容はござ
いません。

出典 持分法適用会社である豊商事株式会社に対する公開買付けについて 

 

あかつきの動きは不可解なところが多く、1番気になるのはジャストタイミングでプロスペクトを全株売却したことです。あかつきの立場から考えれば「プロスペクトの株が売れて嬉しい! 大きな利益を出せた!」ということになりますが、プロスペクトの立場で考えたらどうでしょうか。

 

プロスペクトからしたら特に何のメリットもないのですが、「あかつきを儲けさせた」という結果を残しています。

あかつきに利益を与え、その代わりに豊商事のTOBを実行するという形でしょうか。それがプロレスか否かが議論の分かれ目になりますが、私はプロレスのように感じています。

 

プロスペクトをジャストタイミングで売却できたことも気になりますし、両社と関わりのあるドミニク・ヘンダーソンが存在するのも気がかりです。この2つの要素を分析するとプロスペクトによる豊商事のTOBは成功するのではないかと予測しています。(あくまで予想です)

 

まあ、プロスペクトも来年は株価を上げなければいけない理由がありますし、資金調達したお金もあるわけです。

 

つい最近単独で豊商事の公開買付けという手段を思いついたようには思えないんですよね。

 

「当社はプロスペクトと上記の第三者割当増資時より、両社グループによるファンド組成等
について継続的に協議を行ってまいりましたが、現在のところ、具体化している内容はござ
いません」という文章が個人的にはかなり気になるのですが、これはこれで信頼性がないし別に良いや……。


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