ダイエー(8263)がイオン(8267)の完全子会社になることが決定

LINEで送る
Pocket

「価格破壊」で名を馳せたダイエー(8263)が、東証1部に上場しているイオン(8267)の完全子会社になることが決定しました。


出典 en.wikipedia.org

ソース

http://www.nikkei.com/markets/kigyo/ma.aspxg=DGXLASDZ24HHY_24092014000000

 

かつて大企業として活躍し続けていたダイエーが、同業他社の完全子会社になるというのは1つの時代が終結したことを感じさせます。

 

多角経営の失敗、新卒優遇人事、中内功の人間不信、「お客様の求めているものが分からない」という名言。

 

偉大なる繁栄を成し遂げたダイエーが他社の完全子会社になるとは、現実は分からないものです。

 

過去10年に渡ってリストラを実行し続けたダイエーですが、独自路線を歩んで再発展を遂げることはできませんでした。2012年から2014年にかけて赤字経営を維持しているダイエーは、今回完全子会社になることによって「根本的な改革を断行する」と述べています。

 

改革の結果ダイエーという店舗名がなくなるのは、創業者の中内功が見たらどう思うでしょうか。

 

時代を築き、時代の流れに乗れず、衰退を続けたダイエーは桜のような美しい儚さを感じさせてくれます。

 

イオンは消費税増税の影響に負けず、黒字経営を保っている優秀企業です。今後は既存のダイエー店舗を「改革」することによって再建を果たす予定です。

 

ただ、小売業界自体「消費税増税の負の影響」を一身に受けているので厳しい情勢であることは変わりません。消費税が10%に引き上げられたらますます消費マインドは低下するでしょうし、イオンも勝ち組としての立場を維持できるかが問題になります。

 

お客様第一主義は本当に素晴らしいのですが、小売業界の未来は決して明るくはありません。

 

少子高齢化による人口減少問題、消費税引き上げによる消費マインド低迷、電気代値上げによる支出の増大、負の要素ばかりが積み重なって経営環境が悪化し続けている小売業は本当に安泰という道を歩んでいるのでしょうか。

 

我々投資家はこの事実を直視し、「繁栄を遂げたものはいずれ衰退する」という事実を理解しなければいけません。

 

私は何度も「そのうち事業は上手くいかなくなる」と述べていますが、それはこの世の真理だからです。

 

形あるものはいずれ滅びる。

 

この真理に抗うことはできません。

 

私はダイエー株を保有していませんが、ダイエーの従業員の皆様方のますますのご発展をお祈りしております。

 

ミナゴロシ作戦、レインボー作戦などを実施して拡大路線を歩んでいたダイエーは日本経済に貢献し続けてきました。

 

無謀な拡大路線が自分の首を絞める結果になってしまったのは事実ですが、今後はイオンの完全子会社として「栄誉ある復活」を遂げることをお祈り申し上げます。


スポンサードリンク