プロスペクト(3528)が上方修正。当期利益8.16億円へ

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東証2部に上場しているプロスペクト(3528)が上方修正を発表しました。


売上高…140億円→166億2100万円(18.7%)
営業利益…7億円→9億5800万円(36.9%)
経常利益…7億円→10億3300万円(47.6%)
純利益…4億8000万円→8億1600万円(70%)

出典 平成 27 年3月期通期業績予想値と実績値との差異に関するお知らせ

今年度に入って2度の上方修正を発表したプロスペクト。自社株買いと上方修正のダブルコンボは非常に株価に対する影響が高いものだと見込むことができます。

特に凄いのが純利益で、従来予測(1回目の上方修正発表)から70%も純利益額を高めたというのが驚きです。

業績が良いのは間違いない。しかし、株価の動きは不健全極まりないのが現在のプロスペクトです。

プロスペクトの発表した決算を読むと、「事業多角化戦略としてM&Aを積極採用する」と述べており、今後もM&AやTOBといった買収戦略の期待がかかります。豊商事の件は非常に残念でしたが、プロスペクトは業績好調企業。アベノミクスの恩恵を受けたとは言え、業績好調で今後も多角化戦略を実施する方針は大賛成です。

プロスペクトは自社株買いも発表しましたが、正直言ってこれは信用していません。やるといったことをやらない会社であり、前回の自社株買いも行わないタヌキを誰が信用するのか!

この会社は本当に強い魅力がありますが、胡散臭さは全然抜けきっていません!

しかしながら今回の業績はお見事の一言であり、信用できる要素は皆無に近いのですが、M&Aを通して多角化経営を実現し、企業価値を高める戦略自体は大賛成です。これは本当に実行して貰いたいところです。

私は何度も申し上げていますが、結局プロスペクトの魅力はカーティスであり、カーティスのM&A手腕を高く評価しています。

多角化経営、買収戦略で成功したソフトバンクを見習い、プロスペクトも躍進してほしいと願っているのですが、本当に「事業多角化戦略としてM&Aを積極採用する」という方針だけはぶらさないでほしい。

平成28年3月期の売上および利益予想は開示しないと発表したプロスペクト。

アセットマネジメント事業が思いのほか検討したことにより、2度の上方修正を成し遂げたプロスペクトですが、このアセットマネジメント事業が曲者なのです。

景気が悪くなればアセットマネジメント事業も停滞が予測されるため、現在のプロスペクトは「非常に景気の影響を受けやすい」と判断することができます。

そのため、ディフェンス性は皆無。攻撃的な投資を実行したい人には向いている株ですが、安定力を求める人はプロスペクトは適していません。捻くれ者だけが長期保有できる株でしょう。

更にプロスペクトは皆が望んでいた新経営理念を策定しました。

 

>グループスローガンを“Challenge & Ambition”とし、「長期的な視点から将
来の可能性を展望し、新たな価値の創造と極大化に挑戦する。」ものであります

この文章を見る限りプロスペクトは長期投資向けの株だと思うのですが、残念ながら株価は行って来いの状態が続いています。

業績は間違いなく良く、カーティスもとても優秀なのですから、今後は長期投資家の期待に報いる経営を続けて欲しいところです。

おめでとう、プロスペクト。プロスペクト株主。


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