吉野家ホールディングス (9861)はなぜ勝ち組で有り続けるのか

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業績低迷から脱し、2015年通期決算で大幅増益が期待されている吉野家ホールディングス (9861)。


出典 toyokeizai.net

ワタミやマクドナルドが赤字転落して苦戦する一方で、吉野家ホールディングスは順調に利益を伸ばしている勝ち組企業として降臨しています。

勝ち組、負け組を決める分岐点は案外単純で、ワタミやマクドナルドは客足が遠のいてしまっているのですが、吉野家ホールディングスは客単価向上戦略を通じて利益を高めることに成功しています。

2014年10月22日に「牛すき鍋膳」「牛チゲ鍋膳」を再販売したのが良く、牛すき好きのお客様のニーズを満たした結果、売上高を増やすという結果を出すことができました。

牛丼の重要な3要素である「牛肉」「たれ」「玉ねぎ」の品質向上に取り組んだのも良く、お客様に美味しい牛丼を提供した結果、それが利益となってあらわれたのが印象的です。


吉野家の問題は食料原価の高騰なのですが、増収・増益を成し遂げる結果を残しています。

ワタミは吉野家と同じく値上げ路線を取っていたのですが、吉野家とは異なって赤字転落しています。ワタミが赤字になったのは「お客様に対して商品の価値を提供することができなかった」というのが原因ですが、吉野家は基本的な材料の品質向上に取り組んで商品価値を高めたのが勝ち組になった理由だと分析しています。

海外吉野家の同期間の連結売上高は、104億10百万円。対前年同期比12.4%の増収となったのですが、米国のクーポンセールが好調に推移し、海外事業でも良い結果を出しています。


出典 https://www.yoshinoya-holdings.com/ir/report/yoshinoya.html

上記のデータを見ても分かる通り、吉野家は客単価向上戦略で成功を収めている状態です。

ワタミも同じ戦略を取って失敗してしまったのですが、吉野家は「客単価を向上するために既存商品の質を更に高める」という戦略を通じて成功を勝ち取ることができました。

やはり価値の高い商品を提供し、客単価の向上に努めるのが外食産業で勝ち組になる条件ではないでしょうか。マクドナルドが赤字転落したのも「商品に対する不信感」という負のイメージが染み付いてしまったからであり、商品そのものに高い価値が存在すれば業績を伸ばすことは可能になるのです。

「圧倒的にうまい牛丼」を目指して経営に取り組み続ける吉野家は目が離せない企業の1つになります。


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