赤字

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赤字とは、利益がマイナスになった状態を指します。


利益を出していない会社は「赤字会社」と呼ばれます。

赤字になったらすぐに倒産するわけではありません。長年赤字を続けている企業でもキャッシュが豊富で企業体力に余裕があれば、赤字経営でも会社を存続させることが可能になります。

赤字=倒産するという方程式は当てはまらないので、注意する必要があります。

赤字を出す会社は「利益を出す仕組みを築けていない」と解釈して間違いありません。黒字経営を維持している会社は利益を出すシステムを築いているのですが、赤字企業は利益を出す仕組みを作っていないから赤字になるのです。

創業したばかりの会社が赤字に悩まされるのは珍しいことではありません。

むしろ最初から黒字を出すのは稀なので、「最初は赤字を出すのは仕方ない」と受け入れるのが得策になります。

しかし、長年経営を続けている会社が赤字に悩まされるのは大問題です。そもそも企業は利益を得るために活動しているので、赤字を出している時点で「結果を出していない」と判断することができます。

ビジネスの世界では結果が全てです。

赤字企業には厳しい対応を取らなければいけません。赤字企業は「自社の経営戦略が稚拙だったから赤字になった」という明確な事実が存在するのです。

赤字になる原因はただ1つ、経営者が悪いのです。

ビジネスモデルを生み出した人間は誰でしょうか? 幹部社員や経営者です。つまり、経営陣が「利益を出せないビジネス」を実行したから赤字企業が誕生するのです。

赤字の全責任は経営陣が取る必要があります。

「赤字を出すのは社員の努力が足りないからだ!」と責任転嫁する残念な会社も存在しますが、努力しない社員を採用したのは誰ですか?

社長が採用の成否を決めたとしたら社長の責任になりますし、人事担当者が採用を決めたのなら「人の能力を見抜けない人間を人事担当者に指名した経営陣」に責任があるのです。

私は経営者に対して厳しい意見を述べていますが、そもそも経営者は「自分が全責任を取る」という覚悟を抱いていないとやっていけないと思っています。

逆に言えば「責任を下に押し付ける経営者は無能」だと思ってください。そういう会社は組織が崩壊しやすく、リスクを取れない会社である可能性が高いので成長株投資を実行すべきではないのです。

会社は利益を出したら勝ちです。

ビジネスの原理は非常に単純です。全ての企業は「利益を出したら勝ち」というゲームに参加しているのです。赤字決算を発表するのは「利益を出すことを目的としたゲームに負けた」という証明であり、結果が出せないことに対して猛烈に反省しなければいけません。

赤字を出してもV字回復を果たす企業は数多く存在します。

長い間経営を続けていたら赤字になることもあるでしょう。1度赤字になったからといって株を手放すのではなく、「社長の経営能力を信じて黒字回復を期待する戦略」を取るのもアリです。

赤字になるのは結果が出せない証拠ですが、「赤字になったから将来も悲観的だ」と考えるのはちょっと問題です。

赤字を出したことを受け入れ、経営のテコ入れを行なう企業も多数存在します。採算重視の受注体制を強化したり、低コスト経営を心がけたり、私達投資家が注目しなければいけないのは「赤字を出した後の対応策」です。

どの企業も赤字を望んでいるわけではありません。

たまに税金対策で赤字になっている会社もありますが、上場企業で故意に赤字を出すのは論外だと思ってください。赤字を出すと必然的に株価が下がるので、わざと赤字を繰り出す会社は「株主を裏切っている」と捉えた方が良いのです。

こういう会社の株は株価の上げ下げが激しい傾向があるため、長期投資に向いていません。


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