織り込み済み

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織り込み済みとは、何からの材料が出ても株価に影響を与えない現象を指します。


消費税が8%に引き上げられましたが、増税によって株価は下がっていません。これは「増税は株価に織り込み済み」という証明になり、事前から知られていた情報は株価に織り込み済みとなる場合が多いのです。

業績を伸ばし続けている企業が利益額を高めても株価が変化しないケースがあります。

これは「業績向上は現在の株価に織り込み済みということになるため、更なる良い情報を発信しないと株価が上がらないのです。

すでに発表されている情報を信じて株式投資を行なうと危険です。その情報は「織り込み済み」である可能性が高く、既存の情報に頼りすぎても良いことはないのです。

「消費税が増税されたら日経平均株価は下がる」と多くの人が予測していましたが、結果はどうでしょうか? 消費税が上がっても株価は下がるどころか逆に上昇しています。

このように、織り込み済みの情報は将来の株価に影響を与えないのです。

企業が上方修正を発表しても株価が変わらない場合、「その会社が上方修正を発表するのは織り込み済みだ」と判断することができます。

これは成長企業にありがちな現象になるのですが、「この会社は業績が良くなる可能性が高いから、今のうちに株を買っておこう」と考える投資家が多いと「上方修正を発表する前提」で現在の株価が決定します。

そのため、実際に上方修正が発表されても株価は大して上がりません。

逆に上方修正が予測されていなかった企業が上方修正を発表すると、その情報は「意外性」に長けているので株価は急上昇するパターンが多いのです。

情報を先読みして株を買っている投資家が多いので、織り込み済みという現象が発生するのです。

株式投資で儲けたければ裏を突く戦略を採用するのがお勧めです。

今まで経営不振に陥っていた会社が黒字回復を果たすと、株価は大きく向上します。これは「多くの投資家が黒字化を予測していなかった」ので、赤字企業の黒字回復は織り込み済み情報ではないのです。

来期の決算が赤字だと予測されていた会社が黒字回復を果たすと、株価は敏感に反応します。


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