黄金株

LINEで送る
Pocket

黄金株とは、1株だけで拒否権を発動できる大変特殊な株のことを指します。


例えば、会社の株が他の企業に買い占められてしまっても自社に好意を寄せている会社が黄金株を保有していれば「拒否権を発動して、他の会社の買収から身を守る」ことができるのです。

つまり、黄金株というものは「買収防衛策」として有効な株になります。

会社の買収や合併に対して否定的な立場を貫いている人が黄金株を保有していれば、その会社は買収危機に頭を悩ませる必要はなくなります。しかし、黄金株の権力はあまりにも強すぎるのが難点です。

「買収を狙っている会社が黄金株を手に入れると意味がなくなる」というデメリットもあります。

上場企業で黄金株を有効に活用しているのは、国際石油開発帝石(1605)です。

国際石油開発帝石は黄金株を発行している唯一の1部上場企業であり、国際石油開発帝石の黄金株は経済産業大臣が保有しています。

経済産業大臣が黄金株を保有することによって、国際石油開発帝石は外国や他の企業の買収を避けるということに成功しています。黄金株は会社の味方となる株主が保有していれば素晴らしい盾になるのです。

黄金株は反則級に権力が強い株になるため、上場企業で黄金株を導入している会社はほとんどありません。国際石油開発帝石が特殊なので、普段の株式投資で黄金株を意識する機会は少ないでしょう。

また、黄金株の価値は普通の株と変わりません。例えば、一般株の株価が1000円だとしたら黄金株も1000円の価値しかないのです。黄金株は拒否権を発動できるという権力はありますが、株の価値自体は普通株と変わらないのです。

【黄金株の問題点】

黄金株が存在することによって、「すべての株主が平等ではなくなる」という弊害があります。

元々株式会社というものは「持ち株の割合」で権限が定められます。株をたくさん保有している人ほど発言力や権力が強くなるのが株式会社の特徴ですが、黄金株が存在していると「普通株の価値が低下する」というデメリットがあるのです。

また、黄金株が敵対的買収を目論んでいる他社の手にわたってしまうと大変なことになってしまいます。黄金株は拒否権を発動することができるのが1番の長所になりますが、敵対的買収を狙っている企業が黄金株が手に入れてしまうと「黄金株の拒否権を活かせない」というデメリットが発生します。

黄金株は権力が強すぎるため、様々なデメリットが存在することを意識しなければいけません。

ちなみに、黄金株と株式投資の勝率はほとんど関係はありません。黄金株のことを知らなくても株式投資で儲けることはできるので、ご安心ください。


スポンサードリンク