インサイダー取引

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インサイダー取引とは、会社の内部情報を知っている者や会社関係者などが「株価に大きな影響を与える重要事実」を知って株の売買を行なう行為を指します。


インサイダー取引は完全な犯罪になるので行なうのは絶対に止めてください。

インサイダー取引が発覚すると5年以下の懲役、もしくは500万円以下の罰金になります。

インサイダー取引を行なう人に対して厳しい罰則が定められているのは「市場の公平性」を守るためです。インサイダー取引が横行すると「会社の重要機密情報」を知った者が有利になってしまい市場の健全性を保つのが難しくなります。

インサイダー取引は紛れもなく悪です。

インサイダー取引というものは「インサイダー取引を行った人々が利益を得る」という目標を掲げて行動に移すことが多いのです。

これは決して社会正義ではありません。

インサイダー取引を行なう人間は「自らの私利私欲を満たすために悪行に手を染めたこと」になるため、インサイダー取引が善行為というのは当てはまらないのです。

インサイダー取引を行なうことによって市場の健全性が乱れたら、最終的に損するのは「全ての投資家」です。

健全性が保たれていない市場にお金を注ぎたいと考える人は少ないので、インサイダー取引が横行したら市場で出回るお金の流通額が減ります。

これは資本主義の発展を阻害する邪悪なる行動であり、「インサイダー取引でも、ちゃんと利益が出た分税金として支払えば良いんじゃない?」という理論は一切通用しないのです。

大局を見据えるとインサイダー取引は悪そのものであり、絶対に許してはいけない行為になります。

ただ、現状を分析するとインサイダー取引を見抜くのはかなり難しいです。

レベルの低いインサイダー取引はすぐに分かります。

 
【インサイダー取引の例】

Aさんは自分の勤めていた会社で新商品を開発していました。しかし、Aさんの勤めていた会社は資金繰りが厳しく、新商品を開発するのが資金的に困難になってしまったのです。

そのため、役員会議が開かれて「新商品の開発は中止する」ということが正式に決まりました。その情報はAさんの耳に届きましたが、まだ世間はその情報を知らない状態です。

「ウチの会社の株はどうせ暴落する……。それなら今のうち株を空売りして大儲けすれば良いのでは!?」と考えたAさんは、手持ちのお金を全て利用して空売りを決行しました。

翌週、「新商品の開発は中止になりました」と発表されたことにより、Aさんの勤めていた会社の株はストップ安になり、Aさんは空売りで莫大なお金を儲けることができました。

 

しかし、Aさんは会社の関係者であったため、「重要情報を利用してインサイダー取引を行なった」というのがばれて捕まってしまったのです。
これは物凄くレベルの低いインサイダー取引の例になります。

そもそも会社の関係者がインサイダー取引を行なってもすぐにバレます。Aさんは「自ら株取引を行なったからすぐにバレた」のです。

一方、BさんはAさんと同じく「自社商品の開発が中止になった」という情報を手に入れました。

ただBさんはAさんより賢かったので「自分で株を取引するのではなく、第三者に情報を流してその人に株を取引して貰い、得た利益の一部を頂く」という戦略を取ることに決めたのです。

第三者が会社の重要事項を手に入れて事前に株を売買するのもインサイダー取引に該当しますが、第三者経由で株を売買するとインサイダー取引を特定するのが困難になります。

こういう風に「第三者を利用したインサイダー取引」が行われると特定するのが難しく、かなり厄介なのが難点になりますが、だからといって絶対に見つからないというわけではありません。

インサイダー取引は一部の役員だけが行なうという印象がありますが、意外と「一般人もインサイダー取引に関与する可能性がある」ので気をつけなくてはいけません。インサイダー取引に対する罰則はかなり厳しく、社会の秩序を大きく乱すのでインサイダー取引に手を染めることは止めた方が良いのです。


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