バリュートラップ

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バリュートラップとは、割安に見えて長年株価が上がらない株のことを言います。


割安に見える株でも投資した後に全く株価が向上しなければ、その株はバリュートラップ株の可能性が高いと言えます。機関投資家は短期間の利益が求められるので、バリュートラップ株を過度に恐れています。バリュートラップ株は売却益が狙えない株に該当するのです。

しかし、個人投資家は別です。

多くの人が恐れているバリュートラップですが、私はバリュートラップ株でも良いと思っています。と言うのも、短期間でお金を稼ぐことを目的としていないのであればバリュートラップ株でも十分儲けることができるからです。

例えば、1株300円で売られている割安株があったとします。PBR値は0.5倍で一見物凄く割安に見える株です。

しかし、実際は割安でも何でもなく、300円という株価が適正値で株価の値動きがほとんどないと仮定します。この場合、売却益が期待できないから「ダメな株だ」と断定する人が多いのですが、インカムゲインに注目したらいかがでしょうか?

もし、上記の株の配当利回りが4%を超えている場合、高配当株として評価することができるので多額のインカムゲインを受け取ることができます。そうなると株価が値上がりしないというのはデメリットにならないのです。配当金収入で儲けることができるので、バリュートラップに陥っていても問題はありません。

バリュートラップを心配する人は売却益を狙いすぎだと考えられます。

確かに、売却益を重視するのであればバリュートラップ株に投資するべきではないのですが、配当金による利益も期待するのであればバリュートラップ株でも良いと考えてください。

多少含み損を抱えてしまっても高利回りのバリュートラップ株であれば配当金収入だけで含み損を解消することが可能です。

私もバリュートラップ株を保有していたことがありますが、問題なく儲けることができました。それは「売却益が期待できないのであれば、配当金収入を重視する」という方針転換を行ったからです。

株式投資で勝ちたければ柔軟に対応することが大切になります。バリュートラップ株を掴んだからすぐに損切りするのではなく、長期保有して堅実に利益を出すという手段を採用した方が株式投資で勝ちやすくなります。

【バリュートラップに陥る株の特徴】

1,注目度が低い

投資家から注目されていない株は株価が向上する可能性が低いため、バリュートラップに陥っていると考えられます。しかし、この理論をそのまま当てはめるとマイナー株は全てバリュートラップに引っかかっているという解釈もできるので、知名度だけでバリュートラップか否かを判断するのは危険です。

2,会社の将来性が薄い

会社の将来性が乏しいと市場から判断されていると、株価はなかなか上がりません。つまり、成長企業ではない株はバリュートラップに陥りやすいのです。

しかし、成長性がないから悪いとは言い切れないのが株式投資の面白い部分です。成長力が弱くても安定した利益を出している株であれば長期的に配当金を受け取ることができますし、そういう株がバリュートラップに悩まされていても個人投資家である私達は何も心配する必要はないのです。

売却益で儲けたいのであれば成長性を重視するべきです。

ですが、幅広く儲けることを考えるのであればその限りではありません。そもそも将来性の薄い会社に投資すること自体儲からない行為に該当しているので、株を買う前にしっかり企業分析を行なうべきです。

3,出来高が低い

出来高が低いと株価の流動性も低下するため、なかなか株価が向上しないという事態に遭遇します。

そう考えると東証2部に上場している会社はバリュートラップに悩まされていることが多いのです。出来高も低いのでなかなか注目されず、株価が上がらないという会社は山のように存在します。

そういう会社の株が悪いというわけではありません。配当金狙いなら心配する必要はないのですが、売却益だけにこだわっている人は上記のような企業に投資するのは禁物だと言えるのです。

バリュートラップ株を買ってしまったら、今後どのように行動するかじっくりと考えてください。私は長期投資に徹して配当金を受け取り続ける戦略を採用することをお勧めしますが、株価の向上を狙いたければ株の乗り換えを検討するべきです。


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