ホワイトナイト

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ホワイトナイトとは、敵対的買収を仕掛けられた企業を救う目的で行動する会社のことをいいます。

有名な例では、ライブドアがフジテレビの買収を目論んだニッポン放送買収劇でしょう。ライブドアはテレビコンテンツに進出したいという欲望から、フジテレビの経営権を手に入れるためにニッポン放送の株を過半数獲得するための買収劇を仕掛けました。

しかし、結果的にライブドアはニッポン放送の買収に失敗してしまいます。その理由は北尾 吉考というSBIホールディングスの代表取締役がホワイトナイトとして名乗りを上げたためです。


SBIホールディングスの支援によって、ニッポン放送はライブドアの買収劇から身を守ることができたのです! ホワイトナイトは敵対的買収を仕掛ける企業に対して戦い、標的とされている企業を買収騒動から救うという目的があるのです。

ニッポン放送買収事件は、ホワイトナイトである北尾 吉考が大活躍した有名な例になります。

また、ホワイトナイトの存在は買収の危機に晒されている企業にとって、とてもありがたい存在であると受け止めることができます。それはホワイトナイトとして支援してくれる企業は被買収企業にとって、友好的に行動してくれる味方だからです。

逆に敵対的買収を仕掛ける企業のことをブラックナイトと言います。


ブラックナイトとホワイトナイトの価値観は完全に対立しており、敵対的買収を仕掛ける企業は買収活動を妨害するホワイトナイトを非常に鬱陶しい存在だと認識していることがほとんどです。

ですが、面白いことにホワイトナイトはブラックナイトがいるおかげで自分の存在価値を高めているという側面があります。

簡単に説明すると、ホワイトナイトとして名乗りを上げるためには敵対的買収を行うブラックナイトの存在がいなければいけません。逆に言えばブラックナイトがいるからこそ、ホワイトナイトとして敵対的買収を阻止することができるのです。

また、ホワイトナイトとして名乗りを上げ、買収を阻止した企業は世間的な評価も高まる傾向にあるようです。敵対的買収から救った企業として高い名声を得ることができるので、ホワイトナイトとして敵対的買収を仕掛ける企業と戦うのは、自社の宣伝効果という意味でメリットが大きいと解釈することができます。

また、ホワイトナイトの存在は個人投資家にとっても大きな意味を持ちます。

敵対的買収を阻止するために行動する企業がいると、敵対的買収を仕掛けられている企業の株価が上昇することもよくあるのです。このように株式投資という観点から見ても、ホワイトナイトの存在は個人投資家にとって無視できない影響力を与えることもあります。


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