粉飾決算【ふんしょくけっさん】

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粉飾決算とは、収支を偽造して虚位の決算を発表する行為のことを指します。


粉飾決算の典型的な例は「実体より企業業績を良く見せる」ことです。

本当の利益額は1億円であるのにもかかわらず、1億5000万円という形で決算に記載するのは粉飾決算に該当します。

要するに粉飾決算は「事実を知らせず、嘘をつく行為」になるのです。

人を欺くために粉飾決算を行なう企業がほとんどなので、粉飾決算企業を許すのは良いことではありません。

粉飾決算は「人間の故意・悪意」から生まれるので、粉飾決算は防ごうと思えばいくらでも防げるのです。

人間の悪意が顔を出した形が、粉飾決算だと解釈することも可能です。

粉飾決算で多いのは「赤字決算を黒字へと偽造すること」です。本来は赤字決算なのに、投資家からの批判や対外信用度の低下を恐れた経営者が「黒字になった」と決算で嘘をつくのが粉飾決算です。

これはとても情けない話になるのですが、経営者の見栄で粉飾決算が行われるケースも存在します。

赤字決算を発表するのは経営者からすれば「落第点」を公表するのと同じです。

赤字決算を出してしまうと「経営者の能力」を疑われてしまうので、プライドの高い経営者は自分の見栄を保つために粉飾決算を行なうことがあります。

私から言わせれば「嘘をついて人を騙す行為」そのものがダサいのですが、自分のプライドを守るために粉飾決算を行なうはとても残念だと感じます。

また、銀行や取引先の信用度を低下させないために粉飾決算を行なう場合もあります。

赤字企業と取引するよりも黒字企業と取引関係を結んだ方が安心感があります。

赤字決算を出すのは対外信用度の低下に繋がるので、「信頼関係を損ねないために粉飾決算に手を染める会社」が存在するのも事実です。

私は粉飾決算は有効ではないと考えています。

粉飾決算を行なった事実が発覚したときは株価が暴落しますし、株主や取引先の信頼も失います。

これだけで十分リスクが高いのに「赤字決算を黒字だと嘘をつく」と不必要な税金支払いも発生するので資金繰りが悪化します。本来なら払わなくて良い支出が生まれ、企業の内部状況が悪化するので「粉飾決算は効果的ではない」のです。

「対外信用度を落とさないために粉飾決算を行なう」という意見も存在しますが、粉飾決算が発覚したら対外信用度はがた落ちするので「正しい決算を公表して取引先に理解して貰う」のが経営者の使命です。

どちらにせよ、粉飾決算を行なう企業は「自分のことしか考えていない」ので、投資先として選んではいけません。

粉飾決算を行なわないのは当たり前のことであり、粉飾決算を行なう企業は投資家のリスクを高めているだけなので「粉飾決算は正しい面もある」と暫定するのは反対です。


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