景気循環株

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景気循環株(けいきじゅんかんかぶ)とは、景気の動向によって株価に大きな影響を受ける株のことを指します。


大抵の株は景気の動向を大きく受けてしまうのですが、その中にも特に景気が株価に影響を与える業種が存在します。

不動産、紙パルプ、工作機械メーカーなどは景気の影響を大きく受けやすいです。

不動産業界は景気が良くならないと「不動産を買う人が増えない」ため、不動産を成約する難易度が向上します。

そのため、不動産業界に属している会社の株は「景気循環株」として評価するのがお勧めです。景気が良くなるほど不動産の販売数が伸び、逆に景気が悪くなるほど不動産の販売数が減少するので利益額も低下し、株価も減少するのです。

紙パルプや工作機械メーカーの大半は「受注業務」で成り立っています。

特に工作機械メーカーは他企業が設備投資に積極的でないと「適正な受注額を獲得するのが難しくなる」ので、企業利益が落ちて株価が減少するパターンが多いのです。

景気循環株の大半は「景気の動向によって利益に大きな影響が加わる」という特徴があるため、景気が悪くなればなるほど株価が下がってしまうのです。

これはビジネスモデルの問題です。

 

好景気・不況などに関係ないビジネスを実行していれば景気循環株になることはないのですが、受注・製造ビジネスを行なっている会社は少なからず景気の影響を受けます。

例外として「不景気になっても利益を伸ばし続けている会社」は景気の影響を受けやすい業界に属していたとしても、株価を上げる可能性が高いです。

大抵の業種は景気の影響を受けるので「景気循環株」と評価することができますが、稀に景気の影響をあまり受けない業界が存在します。

電力株、ガス株、鉄道株などは景気の影響をあまり受けないで利益を出すことができるので、「景気循環株」に当てはまりません。これらの株は景気の動向に左右されにくいので、ディフェンシブストックと呼ばれることが多いです。

とはいえ、大抵の業種は景気の影響を受けるので「株式投資で儲けたければ景気の動向も分析する必要がある」という事実をよく理解しておくのが大切になります。

不景気ほど株価が安くなり、株式投資を始める絶好のチャンスになるのです。

私見になりますが、あまりにも景気の影響を受ける株を買うのはお勧めできません。

 

本物の優良株というのは「景気が悪くなっても業績を伸ばし続ける株」のことを指します。景気が悪くなったから業績も下げるという株は「安定感に欠けている」ので、投資先として魅力的だと言えません。

安定決算を維持している株が欲しければ「景気の動向を受けないディフェンス株」を買った方が良いのです。

景気循環株が安定株投資に向いていないのは、景気が悪くなると業績を下げる傾向が強いからです。

特に受注業務で利益を得ている会社は「他社の動向が悪くなると、自社の受注量も圧迫される」ので、業績が安定しない傾向が強いのです。こういう株は景気が回復してくると利益額を伸ばす傾向がありますが、景気が悪くなると業績悪化と共に株価を下げてしまうので良株だと言えません。

景気の動向に左右されない株が欲しければディフェンシブ株を購入したり、景気が悪くなっても利益を伸ばし続けている会社の株を買ったりしましょう。


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