経常利益

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経常利益とは、会社全体の利益を指します。

これは多くの方に誤解されやすいのですが、営業利益と経常利益は根本的に違います。営業利益は本業のみの利益であって、経常利益は「会社全体の利益」を指すのです。

営業利益

営業利益の解説は上記の記事に記載しています。

経常利益がよく分からないという方も多いと思うので、例え話を通じて考えてみましょう。

東京にケーキを販売する会社がありました。この会社のケーキの売上は大変良く、年間で1億円の売上を達成することができました。


しかし、ケーキを作るための材料費や人件費、その他の経費を差し引くと営業利益は3000万円になってしまいます。「ケーキ販売(本業)を通じて得た利益」が営業利益です。

このケーキ屋さんの営業利益は3000万円ですが、経常利益は4000万円でした。

経常利益は営業外の利益も含みます。実はこのケーキ屋さん、他の会社の株を保有しており年間で1000万円の配当金収入を得ていたのです。

そのため、このケーキ屋さんの経常利益は4000万円になります。ケーキを販売して得た利益は3000万円ですが、本業以外の収入が1000万円存在していたので経常利益は4000万円になったです。

つまり、経常利益は「本業以外の収入も含める」というのが大きなポイントになります。営業利益よりも経常利益の方が低い企業も存在します。

【利息の支払も経常利益に含まれる】

大阪にアイスクリームを製造している会社がありました。

このアイスクリーム会社は年間で1億円の売上を上げており、今年は5000万円の営業利益を得ていました。(例え話です)

しかし、このアイスクリーム会社は銀行からお金を借りていたので毎月利息を支払っていました。この年は1000万円の利息を支払っており、他に本業以外の利益がなかったので経常利益は4000万円です。

つまり、経常利益とは本業とは直接関係ない支出も含めているのです。

株式投資で儲けたければ経常利益に注目するようにしましょう。営業利益を分析するのも重要ですが、経常利益は「会社の総合力」が反映されているデータです。本業以外で多額の収益を得ている会社は営業利益よりも経常利益の方が多くなります。

【経常利益の「経常」の意味】

そもそも経常という言葉の意味を理解していない人も多いでしょう。経常という言葉は一般的に使われる単語ではないので、意味がよく分からなくても仕方ありません。

経常とは、「繰り返す」という意味になります。そのため、経常利益は「毎年繰り返す会社全体の利益」を指していると考えると分かりやすいです。

営業利益と経常利益は勘違いしやすい単語になりますが、意味合いは全く異なるのでしっかり覚える必要があります。

また、経常利益が大きいほど会社は多額の収入を得ていると分析することができます。

四季報を参考にして株を分析するとき、経常利益をチェックするのは大変重要になるのです。


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