季節株

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季節株とは、季節の変動に応じて株価の影響を受ける株のことを言います。

季節株は非常にユニークな存在です。清涼飲料水を主な商品として扱っている会社の株は、春から夏にかけて値上がりしすやくなります。

反対に、アパレル関連の会社は冬に株価が値上がりしやすくなるのです。暖房器具を取り扱っている会社も同様です。

季節によって自社商品の売り上げに大きな変動がある会社は季節株に該当します。季節株の面白いところは、商品の需要が高まる季節が訪れると株価が向上しやすいという特徴があるところです。

自分の買いたいと思っている株が季節株に属しているか調べてみるのもお勧めです。例えば、看護業界は季節株に該当しません。看護業界は季節によって需要が変わることはあまりないので、季節株とは言えないのです。

反対に、清涼飲料水を取り扱っている会社は季節によって売り上げが大きく変化します。やはり、人は暑い時期が訪れると多くの飲み物を飲むようになるのが原因でしょう。


逆にケーキやお菓子を取り扱っている会社はに株価は値上がりしやすいのです。12月はクリスマスというイベントがあり、ケーキの消費量が増大します。また、2月にはバレンタインデーがあるのでチョコレートの売り上げが増えるのです。

このように、季節株は季節に応じて売り上げが変化する会社のことを指します。

もし、安定した資産を築きたいと考えている場合、季節株を参考にして分散投資してみるのが良いでしょう。夏に株価が上がる株を保有しつつ、冬に株価が上がる株を保有するように考えるのがお勧めです。

夏に株価が上がりやすい季節株の代表例は、

・サッポロホールディングス(ビールを中心に販売している)

・コカ・コーラセントラルジャパン(清涼飲料水を中心に販売している)

・伊藤園(お茶が主力の大企業)

以上の3社が代表的な夏の季節株代表会社に該当するでしょう。

こうして見ると、夏は清涼飲料水を扱っている会社の株価が上がりやすいことに気づきます。また、例には載っていませんが電力会社も夏の代表的な季節株になります。

やはり、夏はどうしても電力の使用量が増えてしまう影響で、電力株は夏に株価が上がりやすいという特徴があるのです。

反対に冬だと、

・明治ホールディングス(主力はチョコレート商品が多い)

・任天堂(クリスマスにゲームの需要は大きく高まる)

・大阪ガス(冬はガスの需要が高まる)

以上の3つが季節株の代表的な会社になります。

冬はイベントが多い季節なので、そのイベントにふさわしい商品を販売している会社の株は値上がりしやすいのです。また、インフラという点で注目すると、ガス会社も季節株に含まれます。冬はガスの需要が高まる季節なので、冬の季節株としてガス会社の株を購入するのも良いでしょう。


季節毎に値上がりやすい株を保有し、全ての季節に対応できる株資産を作っても面白いかもしれません。どんな季節でも対応できる万能資産を作り出すことができます。

また、春は花粉症の時期でもあります。春になるとマスクがよく売れるので、マスクや花粉症対策の商品を販売している会社の株価が上がりやすくなります。例を挙げると、

・川本産業(マスクを販売している会社)

・マツモトキヨシホールディングス(ドラックストアを運営している会社で、医薬品を多く取り揃えている)

この2つの会社が春に株価が値上がりしやすいと言えるでしょう。また、目薬を取り扱っている会社にも注目してみてください。スギ花粉の影響によって目薬の需要が高まるのは春なので、目薬を代表的な商品として売り出している会社は春の季節株と言えます。

最後に。秋はとても難しい季節なのですが、豊作の秋ということで農薬や農業関連の商品を取り扱っている会社の株価が向上しやすいのです。

代表的な会社は、コープケミカル(肥料事業の大手)になります。

季節株の弱点はその季節に商品の需要が上がらなかった場合、株価が値下がりする危険があるということです。

例えば、冷夏になってしまうとアイスや清涼飲料水の需要が落ちるので、季節株として該当している企業は夏の恩恵を受けることができません。そのため、自社商品の売り上げも落ちて業績に悪影響を与えてしまう可能性があります。

そうなると株価が減少する結果に繋がります。このように、季節株には季節の良い影響を受けるというメリットがありますが、考え方を変えると季節によって売り上げに大きな変化が生じるというデメリットにもなるのです。


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