株主優待

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株主優待とは、企業が株主に対して商品を送るサービスのことを指します。


株主優待は日本独自の制度とも言われており、先進国でここまで幅広く株主優待制度を取り入れているのは日本だけです。外国でも株主優待制度はあるのですが、日本と比較するとそこまで普及していません。

株を持っているだけで自社商品や金券を無料で受け取れる株主優待制度はかなり人気が高いです。外国だと企業の利益は配当金という形で支払うことが多いのですが、株主優待を通じて利益還元を行なうのは日本株の長所だと言えます。

株主優待制度を取り入れている有名企業はスターバックス(2712)やカゴメ(2811)になります。

スターバックスは自社店舗で利用できるドリンク券をプレゼントしており、カゴメは自社商品を株主に還元している会社になります。企業の業務内容と直接関係のない株主優待を送る会社も多いのですが、自社商品をプレゼントしている上場企業も多いのです。

株主優待は立派なインカムゲインの1つとして捉えることが可能です。

例えばお米券や株主優待券などは換金性が高いので、金券ショップやオンラインショップで株主優待券を売却することが可能です。配当金とは異なるインカムゲインとして株主優待を評価することができます。

インカムゲインの概念を無視しても、多彩な株主優待を受け取るのは物凄く大きいです。投資資金が多い方は株主優待の品物だけで食費をまかなうことができ、お米や食べ物系の株主優待は食費を軽減するのに一役買ってくれるのです。

配当金は自身の収入を増やすことに役立つと考えると、株主優待は「自分の支出を減らしてくれる」ことに貢献すると捉えることができます。

お米券や外食優待券を利用して食費を減らせばその分株式投資に充てる投資資金を増やすことができます。投資資金が増えると新たな株主優待株を購入することができるので、収入を増やしつつ支出を減らすことができます。

この株主優待制度は企業にとってメリットも大きく、個人株主の増加に役立つという1面もあるのです。

株主優待をプレゼントした方が個人株主が増えやすく、株を長期保有してくれる株主が増加するというメリットがあります。株主優待制度は会社と株主の双方にメリットがあるため、今後も魅力的な株主優待制度が確立される可能性が高いです。

また、株主優待をプレゼントすることによって企業の支出を抑えることができます。

例えば株主優待制度がない配当利回り3%の株と、自社株主優待と配当利回りを合計した利回りが3%の株だと後者の方が会社の負担が少ないのです。

市販で2000円で販売している商品を2000円分の株主優待品と宣伝している会社が多いのですが、会社の販売している商品が2000円の価値があるとは限らないのです。

例えば北海道コカ・コーラボトリング(2573)は1000株以上保有している株主に対して2400円分の自社商品をプレゼントしています。この自社商品は定価の値段を基準にしているのです。

缶コーヒーは自動販売機だと1本120円で売られていますが、多くの企業は定価の値段を株主優待の価値として表示しています。実際は安売りスーパーに行くと缶コーヒーが1本70円くらいで売られていますが、株主優待商品の価値を決めるのは「定価販売額」です。

北海道コカ・コーラボトリングの場合、1000株の配当金は12000円です。株主優待も含めた総合リターンは14600円になりますが、14600円をそのまま配当金として支払うより株主優待も絡めて株主に利益を還元した方が企業の負担は少なくなるのです。

これは株主にとってもメリットがあります。配当金は税金を取られてしまいますが、株主優待は税金を取られないという最大のメリットが存在します。1000円分の金券を貰っても税金が加算されることはないのです。

株主優待と配当金の利益を合計すると総合リターンが物凄く高くなる場合もあるので、株主優待は有効に活用した方が良いのです。

自分にとって割が合うと感じる株主優待を手に入れるのがお勧めです。


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