小型株とは、発行株式数が少ない株のことを指します。
小型株は時価総額が低く、株も多く発行していないので出来高が低いのが特徴になります。出来高が低いと自分の買いたい値段で株を買うのが難しくなるため、小型株投資を敬遠する人が多いのです。
しかし、私は小型株の投資を推奨します。
小型株の大半は「注目されていない株」になるため、株価が割安であることが多いのです。長年黒字経営を続けているのにPER値が10倍以下というケースも珍しくなく、割安株投資を実行したければ小型株に注目するのがお勧めです。
小型株が良いと言っても「業績が悪い小型株」に投資するのは止めてください。
積極的に狙いたいのは「好業績が続いている小型株」です。
例えば私が保有しているシイエム・シイという株は東証マザーズに上場している立派な小型株です。2011年から2013年にかけて黒字決算を維持しており、有利子負債額もゼロなのにPBR値は1倍以下で非常に割安です。
シイエム・シイは糞株ではありません。
むしろ株として評価すると優良株に分類されるのですが、なぜシイエム・シイはここまで評価されていないのでしょうか?
理由は単純です。時価総額が55.1億円でとても低く、発行株式数が少ないから多くの投資家が注目しないのです。投資家が注目しないから出来高が低く、「短期間の利益を求める投資家」はシイエム・シイを無視します。
シイエム・シイのように、「優秀な結果を残している小型株」に投資すれば将来大きな利益を得ることが可能です。
個人投資家で勝ち続けている人の大半は小型株に投資しています。小型株は成長率に期待を抱くことができますし、辛抱強く株を保有し続けていれば「いずれ株価が上がる可能性が高い」のです。
割安で発行済株式数が少なく、優秀な決算を維持している小型株を買うのが株式投資で儲ける基本になります。
この投資手法は誰でもできることであり、難しいことは1つもありません。
小型株投資の最大のデメリットは「短期間の利益を狙いにくい」という点でしょう。出来高が低いから多くの株を取引するのは困難で、短期間で利益を得たければ投機株や大型株に投資するのが賢明になります。
ただ、株式投資の勝率を重視している人は小型株投資を検討するのが良いと思います。
小型株は流動性が低いのがデメリットになりますが、これはメリットだと言い換えることも可能です。小型株に資金を投入する機関投資家は少ないので、「外部要因による株価の下落」があまり発生しないのが特徴になります。
長期投資家ほど小型株を好みます。
長期投資で大きく儲けたければ「注目されていない優秀なマイナー株」に投資するのが鉄則になりますが、小型株はこの条件を満たしているケースが多いのです。
小型株投資がお勧めと言っても「決算が悪い小型株」は絶対に買わないでください。別に買っても良いのですが、小型株の株価は「決算内容」で決まることが多いので業績の悪い小型株を購入すると損することが多いのです。
逆に「決算内容が良好な小型株」を購入すれば、株を放置しているだけで簡単に儲けることが可能になります。
時間がないサラリーマンと小型株の相性は良いのです。小型株はデイトレードやスイングトレードに向いていないので、長期保有を前提に戦略を策定するしかないのです。
小型株
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