議決権

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議決権とは、会社の経営手段について賛成したり反対したりすることのできる権利です。

株を保有していると、株主には議決権が与えられます。議決権を行使することによって、会社の経営を変えたり異議を申し立てたりすることができるのです。

が、正直言ってこの議決権はあまり使い物になりません……。

議決権が効力を発揮するのは大株主だけに限定されてしまいます。少なくとも、個人株主の状態で議決権を有効利用しても上手くいかない場合が多いでしょう。

と言うのも、議決権は株数が大きくかかわってくるからです。

通常の選挙では国民が1人1票の権利を保有しています。しかし、株主総会では1人の株主につき1票というわけではなく、保有株によって投票数が決まってしまうのです。


つまり、1000株保有している人は1000票で、100株しか保有していない人は100票しかないのです。

100株しか株を持っていない個人株主が、株主総会で大きな権力を発揮することはできません。会社の経営に大きく関与したかったら、自分の持ち株を増やす必要があるのです。

そのため、一部の会社では株主総会が出来レースになっています。最初から株主総会の議題が決まっており、予定通り事が進んでいくというのが株主総会の実態になります。

正直なことを言うと、株式投資で儲けることを重視するのであれば議決権はあまり気にする必要はありません。議決権を行使しなくても株の配当金を受け取ることは可能なので、面倒くさかったら議決権を提出しなくても良いのです。

また、単元株を保有していない株主は議決権を行使することができません。

例えば、100株が単元株に設定されている会社があるとして、その会社の株を50株しか保有していなければ議決権を行使することはできないのです。

では、個人株主が議決権を行使するメリットはあるのでしょうか?

1,自分の意見を主張することができる

例え100株しか持っていなくても株主は株主です。単元株以上の株を保有していれば、議決権を行使することは可能です。最近では物言わぬ株主が問題になっており、個人株主が経営に関与しない影響で会社が好き勝手に経営しているという実態があります。

自分の権利を行使したいと考えてるのであれば、議題に反対か賛成か投票した方が良いでしょう。自分の票が大した影響を及ぼさないとしても、しっかりと自分の意見を主張するのは大切です。

議決権を行使することによって、会社の経営方針に異議を唱えることが可能です。


また、会社の経営方針に賛同できる場合は、賛成の票を提出するのがお勧めです。個人株主の支えは会社にとって、とてもありがたいのです。

2,隠れ株主優待をゲットすることができる

隠れ株主優待をご存知でしょうか? 隠れ株主優待とは、株主優待制度として公表していなくても会社がこっそり株主優待を送ってくれるのを「隠れ株主優待」と言います。

実は、議決権を行使することによって隠れ株主優待をゲットできる会社があるのです。

その会社の名前は「アートネーチャー」です。

私は2012年にアートネーチャーの株を100株保有していたのですが、議決権を行使したところ500円分のクオカードがアートネーチャーから送られてきました。

ちなみに、議決権を行使しなければクオカードは送られてきません。議決権をしっかりと利用してくれる株主は、会社にとって大切にしなければいけない存在になるのです。なぜなら、議決権を行使する多くの株主が経営戦略に反対すると、自分の思い通りの経営を実行することができなくなるからです。

経営を円滑化するためにも、個人株主は味方にした方が良いのです。そういう意味も含めて、議決権を行使した株主に対してささやかなプレゼントを贈っているのでしょう。個人株主の心象を良くして、株主総会で賛成側に回ってもらうという戦略はかなり効果的です。

また、アートネーチャー以外にも議決権を行使したら株主優待を貰える会社は存在します。

「ヘリオステクノ」 議決権行使で、500円分のクオカード

「大東紡織(だいとうぼうしょく)」 議決権行使で、500円分のクオカード

「JFE HLDG」 議決権行使で、500円分のクオカード

「昭栄(しょうえい)」 議決権行使で、お米券1kg

以上の会社が議決権を行使すれば、隠れ株主優待のプレゼントが貰えます。

現在も隠れ株主優待をプレゼントしているかもしれないので、興味のある方は単元株を購入して議決権を行使してみましょう。

しかし、隠れ株主優待はすぐに無くなってしまう可能性が高いのです。多くの投資家が隠れ株主優待の存在を知ると、その分隠れ株主優待をプレゼントするコストがかかってしまうので、隠れ株主優待を廃止する会社は後を絶ちません。

そのため、上記の会社も隠れ株主優待を実行しているのかは不明確です。上記の会社は2012年の情報になるのです。

また、上記の銘柄以外にも議決権を行使して隠れ株主優待を受け取ることのできる会社は存在するかもしれません。

とりあえず全ての保有株の議決権を行使して、隠れ株主優待を実施しているのか調べる方法もあります。議決権を行使することによって、個人投資家が儲かる場合もあるのです。


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