物言う株主【アクティビスト】

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物言う株主とは、株主権利を行使して自分の意見をしっかり主張する株主のことを言います。

物言う株主は別名、「アクティビスト」と呼ばれます。


要するに会社経営に対して物を申す株主が「物言う株主」として扱われます。現在の経営方針や改善点を積極的に述べ、会社発展のためにアドバイスするのが物言う株主の特徴になります。

物言う株主として活躍したければ多くの株を保有することをお勧めいたします。

株数が多ければ多いほど株主の発言力が増すので、会社の経営改革を迫りたければ大株主になって物言う株主になるのがお勧めです。大抵の個人投資家は「物言わぬ株主」として株を保有していますが、物言う株主は貴重な存在なので今以上に増えてほしいです。

私は物言う株主は素晴らしいと思っています。

個人株主が経営に全く口を出さないと会社の改革を行なうのが難しくなるので、株主は積極的に持論を主張した方が良いのです。

そういう私は「物言わぬ株主」として活動しています。

私の場合、自分が納得する経営戦略を実行している会社に投資するので、特に何も言うことがないのです。

大株主として活動しているわけでもないので私の影響力は低いです。弱い立場の人間が物言う株主として活動しても効果は期待できないので、大株主にならない限り私は物言わぬ株主として株を保有する予定です。

ただ、1単元しか株を持っていなくても株主は株主です。

経営に影響を与えたり、議決権を投じたりするのは「株主としての権利を行使する」ことになります。どうせなら株主権利を有意義に利用するのがお勧めです。

物言う株主として皆が納得する提案意見を出せば、自分が要求した改革が通ることもあります。

株主の力はとても強く、株主の支持を得られないと株式会社は成り立たないのです。社長が51%以上の株を保有していたら別ですが、個人株主勢力が強ければ個人株主が圧力をかけて経営陣を改革することも可能です。

自分の投資している会社が新規事業に進出するのを止めることもできます。

どう考えても成長性が期待できない分野に参入しようとしている場合、物言う株主として「事業の集中」を要求するのもOKです。

それと、株主としての権利を活用してめちゃくちゃなことを要求することも可能です。

野村ホールディングス(8604)は日本を代表する大企業ですが、野村ホールディングスに対する株主の提案内容が話題になったことがありました。

簡単にまとめると以下のとおりです。

>・第3号議案

当社の日本国内における略称は「YHD」と表記し、「ワイエイチデイ」と呼称する。営業マンは初対面の人に自己紹介をする際に必ず「野菜、ヘルシー、ダイエットと覚えてください」と前置きすることとし、その旨を定款に定める。

いきなり大胆な提案です。社名を変えろと迫っているのですから、物言う株主はここまで大規模な提案を行なってもいいのです。

それにしても「野菜、ヘルシー、ダイエット」とは何事でしょうか。もうこれは明らかに会社を良い方向に改革するための意見ではなく、完全にネタ目当てで株主提案を行なっていることが分かります。

また、第13号議案では次のような提案も寄せられました。

>提案の内容:取締役の社内での呼称は「クリスタル役」とし、代表取締役社長は代表クリスタル役社長と呼ぶ旨定款に定める。

提案の理由:取締役という言葉の響きは堅苦しい。また昨年の株主総会で気がついたのだが、取締役会では支配下の子会社の業績に関して全く取り締まっている様子がない。

トマト栽培が儲かっていないという報告があった場合、取締役会では「なぜ儲からないのか」「どうやったら儲かるか」を諮らねばなるまい。

しかし「利益はそれほど出ていません」で済ませるのは取締役会ではない。従って呼び方はいい加減なもので済ませることとする。

ソース http://www.nomuraholdings.com/jp/investor/shm/2012/data/report108.pdf

………………あなたはこれを見てどう思いますか?

株主提案権を持っている株主はこういう風に無茶苦茶な意見でも、会社に対して改善要求することができるのです。

野村ホールディングス並に大企業になるとこういう「明らかなネタ狙い」の提案が寄せられることもあるのです。ちなみに、上記で紹介した提案意見は全て却下されました。

物言う株主を目指すのも良いのですが、どうせなら「本気で会社のためになる意見」を主張するようにしましょう。


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