損切り

LINEで送る
Pocket

損切りとは、買った値段より低い株価で株を売却することを言います。


損することを前提に株を売却するのを損切りと言いますが、私は損切りに良い印象を抱いていません。損切りは損失の拡大を防ぐために有効という意見が多いのですが、そもそも多大な損失を抱える可能性のある株は最初から買うべきではないのです。

原発事故が起きた直後の東京電力(9501)はさすがに損切りした方が良いと思いましたが、よほど大きな問題が起きない限り損切りはしない方が良いでしょう。

1度赤字転落したくらいで損切りをするのは建設的ではありません。会社は順調に成長する方が稀で、常に株価が上がり続けることを考えてはいけないのです。

損切りは損失を確定する行為になりますが、そもそも損失を受け入れる必要があるのか疑問です。

持ち株の株価が下がった場合、追加投資するチャンスが訪れたと捉えることもできるのでナンピンの絶好のチャンスが訪れたと解釈することもできます。

株価にこだわるから損切りという手段が過大評価されるのであって、売却益に依存しない株式投資を行っていれば損切り回数を減らすことができます。

株価が下がっても配当金が支払われ続けるのであれば保有し続ける価値はありますし、安易に損切りを選択して投資資金を減らすのは有効策ではないのです。

私はバフェットを尊敬していますが、オバマの賢人であるバフェットはこのような名言を残しています。

「お金持ちになるためのルールを2つ作りなさい」

1,絶対にお金を損しないこと

2,絶対にルール1を守ること

バフェット流の投資を行なうのであれば、損切りは絶対にタブーです。お金持ちになるために損しない投資を続けるのは重要ですが、損切りは「自分からお金を捨てている行為」に該当します。

こう主張すると「損切りしないで損失が膨らんだ場合、どうするんだ!」と批判を受けることもあるのですが、ナンピンして平均取得単価を下げておけば儲けるチャンスは増大します。ある程度株価が上がった段階で売却すれば良いので、損切りをして大切なお金を減らすのを避けることができます。

そもそも論になりますが、損切りを検討する株は最初から買わないのが1番良いのです。株で儲けたい場合、決算や財務状態だけを評価するのではなく「会社のビジネスモデルが素晴らしいから投資した」という形で株を買うべきです。もしそうではない場合、株式投資について1から勉強しなおした方が良いでしょう。

差別化に成功しているビジネスや、新しいサービスを提供している会社に価値を感じて株を買うのが株式投資で勝つ基本です。そういう株を保有している場合、一時的に含み損を抱えても損切りするという発想に至らないのが普通です。

結局損切りという行為は「会社を信じられないから株を売却する」のと同じです。自分が信じられない株を買うのは良いことではありません。

損失が広がる前に損切りして被害額を抑えるというのは賢明な方法に思えますが、実際は逆です。損切りを検討する株を買った自分が1番悪いのです。本当に儲けられると信じて株を買えば損切りを選択する理由はなくなります。

損切りは投資資金を確実に減らす行為に該当するため、安易に損切りに頼るのは止めてください。損切りは最終手段という認識を抱いた方が良いのです。


スポンサードリンク