純利益

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純利益とは、会社の一定期間内の総合的な利益から支出を引いた金額のことを言います。


この「一定期間内」は会社の決算で言うと1年間であることが多いです。半年ごとに決算を出している会社は半年が一定期間内に当てはまります。つまり、純利益を算出するための期間は会社によって異なるのです。

純利益は税金や本業の維持費などが全て差し引かれた額になるため、「会社が得た最終的な利益」を確認したければ会社四季報で「純利益」と書いてある欄を見るようにしてください。純利益を上げている会社は黒字経営を成し遂げていることになります。

1つ注意したいのは純利益だけで会社の価値を判断してはいけないということです。株式投資で儲けるときに重要になるのは総合的なデータの分析です。純利益が出ている会社だとしても、「純利益額が下がっている場合と、純利益額が増えている場合」では投資価値が異なるのです。

黒字経営を維持していても、年々純利益額が下がっている会社に投資したいと思うでしょうか?

株式投資で儲けたければ利益額が伸び続けている会社の株を買ってください。純利益が出ているから投資先として優れているとは限りません。純利益に注目するのは非常に重要ですが、純利益はあくまでも「株を分析するためのデータの1つ」として考えてください。基本をマスターしたからといって株式投資で勝てるとは限らないのです。

【純利益というデータから分かること】

1,会社が利益を出しているのか分かる

純利益は全ての経費を差し引いた結果、会社に残った利益になるので純利益額を見れば投資先の会社が儲かっているかどうかが分かります。

特に長期投資で儲けたいと考えている方は純利益に必ず注目するようにしてください。利益が出ていない会社を長期投資するのは非常にリスクが高いので、「利益が出ている会社に投資をする」という方針を貫きたければ純利益額を見る必要があるのです。

たまに営業利益や経常利益が黒字でも純利益が赤字の場合があります。営業利益や経常利益が黒字なのに純利益が赤字の会社を見つけたら、「本業は上手くいっているけど最終的な利益は出なかったんだな」と解釈してください。

純利益は会社の最終的な利益になります。純利益が赤字の会社は「利益を出さなかった」ということになるのです。

2,純利益の推移で会社がどうやって利益を出しているのかが分かる

会社が成長しているか確認したければ、売上高や営業利益を確認するのが良いでしょう。売上高や営業利益が増加し続けている会社は「確実に成長している」と捉えて問題はありません。

純利益が増加している場合も同じです。たまに売上高や営業利益が低下しているのに純利益が伸びている場合もありますが、そのケースだと「本業以外の収入が伸びた」という可能性が考えられます。本業が今1つ不振でも、資産の売却で利益を得た場合純利益に反映されるのです。

そのため、純利益だけを見て会社が成長しているか確実に分析することはできません。売上高、営業利益、経常利益、純利益という様々なデータを数年単位にわたって分析して初めて会社が成長しているのか分かるのです。


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