自社株買い

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自社株買いとは、上場企業が発行している株を市場から買い戻すことです。


元々、上場企業が株を発行するのは「経営資金を増やすため」という目的があります。自社株買いを決行するのは明らかに当初の目的の矛盾した行為になりますが、企業が自社株買いを行なうのは「株主の利益還元」を目的にしているのです。

余ったお金を使って自社株買いを決行し、株主に利益を貢献しているので自社株買いを決行する会社は「株主還元を重視している」と捉えることが可能です。

自社株買いを行なうと自社の株数を増やすことができるので、「経営権が増加する」というメリットがあります。

自社株買いを行なう場合、企業は「自社の株価が割安」なときに自社株買いを行なうことが多いです。考えてみれば当たり前の話で、自社株買いを効率良く行いたければ「自社の株が安いとき」を狙った方が良いのです。

そうすれば一定の投資資金で多くの株数を獲得することができますし、株主の利益還元も効率的に行なうことができます。

では、投資家の立場から考えたら自社株買いは良いことなのでしょうか?

簡潔に答えを言ってしまいますが、「投資家からすれば自社株買いは良いニュース」になります。

自社株買いを行なうと発行株式数が減るので、1株あたりの純資産額や純利益が向上します。これは逆に言うと「1株の価値が上がる」ということになるため、自社株買いは投資家にとって素晴らしいニュースになります。

また、企業が自社株買いを行なうと株価が上がる可能性も高いので、株価向上の利益を受け取ることが可能になります。

自社株買いを行なう企業は「今以上に株の価値が高まる」と判断することが多く、言い換えれば「今よりも業績が伸びるから、今のうちに自社の株を買っておくべきだ」という結論に至るわけです。

そのため、自社株買いのニュースが流れたら「自社株買いを決行した企業は将来の業績に相当自信がある」と捉えるのがお勧めです。

1,自社株買いを行なう企業は株主還元を重視している

2,自社株買いを行なう企業は将来の業績に自信がある

3,自社株買いが行なわれると、発行株式数が減るので1株の価値が上がる

この3点を覚えていれば、自社株買いがいかに大切な情報かという点を理解できると思います。

自社株買いは投資家にとって悪いニュースではないので、持ち株の自社株買いが発生したときは「かなり良い情報が流れた」と解釈してください。


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