有利子負債

LINEで送る
Pocket

有利子負債とは、利子が発生している借金のことを指します。


利子が発生していない借金は有利子負債に含まれないので、その点は注意してください。

基本的に借金をすると利子がつきます。銀行からお金を借りても利子をつけてお金を返済しなければいけません。銀行はお金を貸した利子で利益を得ているので、利子をつけないで元本だけお金を返済されても利益は出ないのです。

一般人がお金を借りても利子をつけて借金を返済するのは当たり前です。

株式投資で儲けたければ、企業の有利子負債の額をチェックしてください。

基本的に有利子負債というものはない方が良いのです。

せっかく利益を出しても、利益の大半が借金の利息に消えてしまう企業はお金が貯まりません。少しずつお金を貯めて、新たな事業にチャレンジするのが会社経営の基本になります。

しかし、一気に成長したいと考えている会社は有利子負債を有効に活用することを考えます。

【良い有利子負債の定義】

1,会社を成長させるためにお金を借りる

ポジティブな理由で有利子負債を増やすのは良い借金に該当します。

新たなビジネスを展開したり、売上の規模を拡大するためにお金を借りたりするのは良い借金に該当します。会社を一気に成長させるための手段として銀行からお金を借りるのは、悪くない経営戦略になります。

大抵の企業は規模を拡大するために銀行からお金を借りています。

また、銀行からお金を借りて毎月しっかりと返済すれば銀行からの信頼も得られるようになります。銀行から信用を得られるようになれば「いざというときにお金を借りることができる」ため、信用を得るためにお金を借りる会社も存在します。

有利子負債がゼロの企業は一見すると優良企業のように思えますが、銀行から信頼を得ているのか微妙な面があります。また、「借金をして会社の業績を拡大させる意欲がないという分析もできるため、少し経営が消極的であるという見方も可能です。

有利子負債が悪いとは限りません。

お金を借りて業績を伸ばすのは「良い借金」になります。

しかし、事業が失敗すると借金が残ってしまうのでその辺りのリスクはしっかりと意識しなければいけません。

基本的に財務状態が健全な会社を選びたければ、有利子負債が少ない会社の株を買った方が良いのです。

【悪い有利子負債の定義】

1,事業を存続させるためにお金を借りる

事業を発展させるためにお金を借りるのは良い借金に該当しますが、事業を存続させるために有利子負債の額を増やすのは考えものです。

少なくとも投資家の立場から分析すれば、それは良い借金ではありません。本業が順調ではない証拠になるので、事業を継続するために有利子負債を増やしている会社は投資の対象から外した方が良いのです。


そもそも陳腐化されたビジネスであれば、いくら借金しても無駄です。

資本力があれば赤字経営から脱却できるというわけではありません。需要がないビジネスを続けても利益を上げることはできないのです。紙芝居というビジネスが完全に淘汰されたのを見ても分かるとおり、需要がないビジネスに未来はありません。

有利子負債が増えると会社の経営が難しくなります。

これは経営者の立場になったつもりで考えてほしいのですが、多額の利息を毎月支払わなければいけないのに売上を伸ばし続けることはできるでしょうか?

天才的な経営者であれば有利子負債を上手く活用することができます。しかし、大抵の経営者は有利子負債の支払いに溺れてしまうのです。せっかく本業が儲かっていても利息の支払いで利益のほとんどが消えてしまう会社に未来はありません。

借金の支払いに苦しんでいる会社は長期プランを実現させるのも難しいのです。

長期的に儲かる仕組みを築く余裕がなくなるため、短期間の利益ばかりに目を向けるようになります。それも借金を返すのが目的となるため、会社の利益のほとんどが利息の支払いに消えてしまうのは健全であるとは言えません。

延命目的で有利子負債を増やしている会社の株は絶対に買ってはいけないのです。

有利子負債は会社の規模を拡大させるチャンスにもなりますが、身を滅ぼす諸刃の剣にもなります。借金も使い方次第で大きく変わるため、有利子負債に注目するときは「良い借金か悪い借金か」という部分に注目して会社を分析してみましょう。

 


スポンサードリンク