季節株戦略はお勧めできません

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【季節株戦略】

(最高評価は★5です)

お勧め度 ★

季節株とは、季節によって株価の変動に影響を受ける株のことを指します。

これは株式投資の面白いところでもあるのですが、株と季節にはある程度の関連性が存在しているのです。

例えば、ビールがよく売れる季節はいつでしょうか?

答えは夏です。夏はビアホールやビアガーデンなどで人が溢れ、冷たいビールがよく売れます。しかし、ビールを売るという視点で見れば夏が一番になりますが、それが株価にも反映されるのでしょうか?

絶対ではありませんが、基本的には株価に反映されます。季節株に該当している企業は季節の影響を受けるのです。

夏はビール会社の株価が高まる傾向があるのです。(あくまでも傾向です。これはよく覚えておいてください)

また、夏はアイスクリームを販売している会社の株価も向上しやすいのです。その理論をそのまま実践するのが季節株戦略です。

季節のニーズに沿った会社の株を買う。それが季節株戦略の大きなポイントになりますが、はっきり言って季節株戦略は全くお勧めできません。

理由は、私自身が季節株戦略で失敗したからです。

夏に株価が上がる株が存在する。それなら、「冬にビールを販売している会社の株を買って、夏になったら株を手放せば大きく儲けることができるのでは?」という単純な考えでサッポロホールディングスの株を購入しました。

結果から述べると、面白いぐらい株価が下がったのです。

あのあのらのあすのすすて
(サッポロホールディングスのチャートです)

私は2011年2月にサッポロホールディングスの株を1株363円の段階で1000株購入しましたが、ご覧のとおり2011年の9月12日は株価は273円になってしまい、大損害を被っています。

ビール会社は季節株なんだから、夏に株価が上がるのはセオリーではないのか?という疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。

はっきり言います。

季節は株価に大きな影響を与えません。

確かに季節株は旬となる時期に株価が向上することが多いのですが、それは株価が向上する1つの要素です。2011年3月に起きた東日本大震災の影響によって、季節株と言われているサッポロホールディングスも冬より株価が下がってしまいました。

つまり、季節より大きな影響を与える事件や事故が起きれば、季節株戦略は全く通用しないのです。

いくら季節株であっても、季節が与える影響は本当に小さいことです。アイスクリームを売る会社は夏に株価が上がるとしても、その会社の業績が赤字だったらどうなるでしょうか? 株価は普通に減少します。

季節株戦略は「理論を信じて本質を見ず」の典型的な例になります。季節の影響よりも、もっと重大な影響を及ぼす事柄について注目した方が良いのです。

間違っても、私みたいに「ビール会社は季節株だから夏には株価が上がるだろう」というバカ丸出しの思考で株式投資を始めてはいけません。

季節が株価に影響を与える要素を加味して株式投資を始めるのは良いのですが、季節を絶対的な要素だと勘違いすると大変な目にあってしまうのです。


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