6畳一間で起業した雪国まいたけ (1378)の大平喜信氏

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雪国まいたけ(1378)を創業した大平喜信氏は6畳一間で起業したバイタリティの強い人物です。


出典 newsbiz.yahoo.co.jp

大平さんは現在雪国まいたけの経営を行っていませんが、起業したばかりの頃は一家心中を覚悟したこともある苦労人でした。雪国まいたけを創業する前はもやし屋をやっていたのですが、家族4人で腐ったもやしと腐ったバナナを分けあって食べたという壮絶な人生を歩んでいます。

一家心中を本気で考えたこともあるのですが、それをしてしまうと親戚に迷惑かけてしまいますし、起業に失敗すると「中卒の長男が事業に手を出すからだ」と馬鹿にされてしまいます。

大平さんを支えたのは意地ではないでしょうか。

起業に失敗したら馬鹿にされる。だからといって一家心中したら周りに迷惑がかかってしまうという状況が大平さんを支える原動力になったのではないかと分析しています。

1度崖から落ちて事故死に見せかけた一家心中を実行しようと思ったのですが、結局それは行わず、「1度死ぬ覚悟ができたから全てが怖くなくなった」という形で大胆な決断をしても平気になったというエピソードがあります。

大平さんは「私はキノコと会話できる」と語ったこともあり、一般人からすれば意味不明な意見なのですが、それほどまでにキノコが好きなのでしょう。自分を苦しめたのはキノコであり、自分を成功者へと導いたのもキノコです。

極貧の中で生き、死に物狂いで頑張ってきた大平さんは「努力で成功を掴んだ素晴らしい経営者」です。不適切な会計処理が行われていた可能性があることが判明して辞意表明を出したのはとても残念な出来事ですが、大平さんが歩んできた道は普通の人には真似できないでしょう。

座右の銘は自己責任。

世の中思い通りにいかないのは自己責任だと述べている大平さんですが、私もこの意見に完全に同意します。上手く、上手くいかないは確かに運も絡みますが、苦境から乗り越えたければ最低限自分の努力は必要になります。

上手くいかない時期が続くと世の中が悪いという発想にたどり着くことも多いのですが、大平さんは全ては自己責任という意識を抱いて努力を続けてきました。

現在は雪国まいたけがTOBを通じて会社乗っ取りの危機に晒されていますが、大平さんから見たら金融屋のベインキャピタルに会社がTOBされるのは心中的にかなり苦しいと予測することができます。

苦労を耐え抜き、ようやく上手くいき、最終的に会社が乗っ取られてしまうのは身を切られるような思いでしょう。

資本主義の原理に照らし合わせると築いてきた会社を乗っ取られてしまうのは仕方のないことですが、心情的な意見を語れば自分が築いてきた会社を他社にTOBされてしまうのはとても可哀想なことだとは思います。

「キノコを栽培することは誰にでもできることではない」と語った大平さんは、今回のTOBに対して疑問を抱いています。節操のなさに呆れているという意見も述べており、大平さんにとって再度苦境が訪れている状況を否定することはできません。


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