國光宏尚社長の「短期的な株価は見ない」という発言について

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少し古い発言になりますが、公募割れしている東証一部上場企業のgumi(3903)の経営者である國光宏尚氏が「短期的な株価は見ない」という発言に対して多くの投資家から批判されています。


出典 bb-relife.jp

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上記の記事を読めば分かるのですが、國光社長は「短期的に株価を見てビジネスをやるつもりはない」と堂々と公言しています。gumiは上場以来株価の低迷が続いており、公募価格を割っている状態です。そのような状況で「短期的な株価は気にしない」と國光社長が述べたことにより、一部の株主から多大な批判を受けています。

これ、株主の気持ちも分かりますし、國光社長の気持ちも分かるんですよね。

株主からしたら「公募割れしている状態で株価を気にしないと発言しているのはふざけている」と捉えてもおかしくありません。これが公募価格以上の株価を保っていればまだ分かりますが、公募割れしている状態で株価を気にしないという発言を出すというのは、逃げだと解釈されても仕方ないのです。

特に株主の中には短期間に株価を伸ばして利益を得たいという人もいらっしゃいますし、今株価が低迷しているのに将来的に大きな利益が上げられるのか疑問を抱いている人もいらっしゃると思います。

投資家心理というものは株価によって左右されるため、株価が低迷している状態では何を言っても批判に晒されることが多いのも事実です。

しかし、國光社長の気持ちも分かる。

國光社長からすれば、「短期間の株価を気にする株主はいらない。長期的に会社を応援してほしい。その応援に報いるから」ということを言いたいのでしょう。実際に自分でビジネスを行う立場になったら分かりますが、短期的な利益だけを追求してもダメなんですよ。

短期間の利益を求めるのも良いのですが、まずは利益を出す土台を作るのが重要になります。短期間でのし上がっても、短期間で得た成功は壊れやすく、利益を出すための土台が固まっていないことがほとんどであるため、長期戦略に基づいてビジネスを進めていくのが良策であると私は考えています。

従って、國光社長の述べる「短期的に株価を見てビジネスをやるつもりはない」という意見も的を射ていると思います。

株主の動向を意識しすぎて短期的な利益にこだわり、長期戦略を実行できない状況になる方がヤバイのです。長期的に物事を考えることができる國光社長は優秀だと私は考えております。

ただ、上場企業の経営者として「短期的に株価を見てビジネスをやるつもりはない」という発言は、言ってはいけないコメントだとは思いますね。

実際問題、この発言は非常に理に適っているのですが、上場企業経営者の発言としてふさわしくないのは確かです。こんなことを言ってしまったら「短期間の株価には期待できない」として株価の下落が続く可能性が高まりますし、確実な悪材料になるからです。

gumiは時価総額8兆円を目指している会社ですが、あまりにも大きな目標を掲げていることから「國光社長は口だけ」という批判も存在します。

確かに、時価総額8兆円というのは大言壮語かもしれません。しかし、大言壮語だとしても堂々と「時価総額8兆円を目指す」と述べる國光社長は凄いなと本気で思うのです。私は口が裂けてもそんなことは言えないため、このくらい大きな野望を抱いてビジネスを行う國光社長は冗談抜きで立派だと思っています。

個人的な意見を述べれば「実現が難しいことを堂々と公言する人」は一切信用しておらず、信頼もしたくないのですが、これは私の考え方です。そういえばエナリスの池田社長も売上高一兆円を目指していましたね!

大きなことを述べる人を否定するつもりはありません。私は何度も大きなことを語る人と関わって痛い目にあった経験があるため、「実現が厳しい大言壮語を言う人は理論的に物事が考えられない大馬鹿か、天才のどちらか」だと思っています。

ただ、大きな目標を掲げて目標実現に向けて努力するのは素直に良いことだと思いますよ。

実際に國光社長はgumiを東証一部に上場させた実績を持ちますし、普通に考えたら國光社長は批判できないくらい立派な経歴があるのは間違いないでしょう。少なくとも私の立場で國光社長の実績をにすることはできません。

株価が低迷しているgumiが本当に時価総額8兆円を達成することができるのか、今後の動向に注目したいです。


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