イジメられ、ホームレスになり、上場企業経営者となった兼元謙任

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兼元謙任(かねもとかねとう)という人物をご存知でしょうか?


出典 www.proseek.co.jp

兼元さんは名証セントレックスに上場しているオウケイウェイヴ (3808)を経営している社長で、凄まじく波瀾万丈な人生を歩んで上場企業経営者という栄誉を勝ち取った人物になります。

在日韓国人3世として名古屋で生まれた兼元さんは日本に帰化した日本人です。しかし、生まれが原因で壮絶なイジメに合い、車椅子生活を余儀なくされたこともある苦労人です。今も兼元さんはイジメで受けた傷害によって右目が見えづらいというハンデを抱えています。

イジメという辛苦に耐え難い少年時代を過ごしてきた兼元さんは苦労の連続でした。

30歳になった頃、東京にいる知人を頼って上京したものの仕事を貰うことができず、生活費が底をついた兼元さんは「もうどうでも良い」という形でホームレス生活に突入します。妻からは逃げられ、仲間から裏切られた兼元さんは最後のツテとして上京を決断したのですが、結局その行為も不発に終わって仕事がないままホームレスになってしまったのです。

しかし、ホームレスを続けている間に得たお金を全て妻に仕送りしていたのですが、このお金は全て妻が貯金してくれていたのです。このお金を活用して兼元さんは株式会社オウケイウェイヴを立ち上げ、上場企業を創り上げるまで発展を遂げることができたのです。

そもそもオウケイウェイヴは何のビジネスを行っている会社でしょうか。

あなたも1度は利用したことがあるかもしれませんが、オウケイウェイヴはQ&Aサイト『OKWave』を運営して利益を得ている会社です。利用者同士が質問し、回答するシステムを築いた兼元さんは自己資本比率が73.4%という財務優良企業を作り上げたのです。

オウケイウェイヴを立ち上げた後は幸運の連続であり、過去のイジメが功を制す結果となったのです。

そもそもOKWaveを作ったのは「ウェブに関する質問を掲示板に投稿したところ、罵声を浴びせられた」というのが原因になります。掲示板で罵声を浴びたときに過去のイジメの経験を思い出し、コミュニティサービスの原型であるOKWaveを思いついたのです。

その後米国人プログラマーのボブ・スコットという人物と仲良くなり、OKWaveのプログラムを得ることに成功しました。Q&Aサイトの運営に成功した兼元さんはそのままオウケイウェイヴを名証セントレックスに上場させ、今も経営を続けている状態です。

幸か不幸か、「イジメられた経験」が将来の成功を掴む要因になったのは皮肉としか言いようがありません。

イジメられたことによって少年時代は苦しみ、会社を立ち上げた後に成功に繋がるというのはとても面白いエピソードになります。

兼元さんは「仲間も家族も、みんなが敵に思えた」と発言したこともあり、多くの人に裏切られ続ける人生を歩んできました。しかし、転機を掴んで成功を手に入れた兼元さんは以下の言葉を述べています。


出典 internet.watch.impress.co.jp

「自分ならできる、と確たる自信を持てるようになったからホームレスを脱することができた。俺はダメだ、とめげているうちは何をやっても失敗してしまう」

「石の上にも3年。これだと決めたら最低でも3年は食らいつく。そうしないと、転機があっても何もモノにできない人生になってしまう。また、正直であり、常に人に教えを請うことです。すると必ず協力者が現れます」

上記の言葉は継続力と意思の強さが重要だと分かるエピソードではないでしょうか。ダメとめげている内は何も上手くいかないのですが、3年努力して継続し続ければ光が生まれるというエピソードになります。

上手くいかないことばかりだった兼元さんは今、上場経営者という「勝ち組の立場」を獲得しています。オウケイウェイヴ自体は2014年通期決算で4億1000万円の赤字を出してしまったのですが、今は兼元さんにとって次の正念場の時期が訪れたと解釈することが可能です。

苦労人でありながら確かな栄誉を掴み取った兼元さんは、業績の立て直しに挑んでいる最中です。イジメられた経験を活かし、成功を手に入れた兼元さんは業績回復というミッションを背負って今日も戦い続けているのです。


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