斜陽産業の株を買ってはいけない理由

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斜陽産業とは、時代の発展に取り残されている業種のことを指します。

斜陽産業に未来はありません。石炭という資源の価値が著しく失われ、石炭で利益を上げていた会社は斜陽産業に属してしまいました。石炭に代わる新エネルギーが発見されたことによって、石炭業界は斜陽産業に落ちこぼれてしまったのです。


斜陽産業の会社の株を買っても、これ以上の発展は期待できません。

時代の移り変わりに勝つことはできません。1つの事柄に捉われても何も解決することはないのです。これは人間の本質的な問題であり、現代を生き延びられるのは変化に対応できる人間だけです。世の中の変化に対応できなければ、生き残ることはできません。ビジネスの世界はそれほどシビアだと言えるのです。

文章業界も斜陽産業になる可能性は高いと言えます。

今は私がこうして手書きで文章を作成していますが、ツールによって質の高い情報を自動で提供できるようになればライターという職業は需要がなくなるでしょう。

どの業界も斜陽産業になるリスクが存在します。一昔前は本屋が斜陽産業になるのは考えられなかったのですが、今は電子書籍が普及しつつあるので斜陽産業の代表として認識されています。

これらは全て時代の移り変わりです。時代の変化に勝つことはできません。

勝利するのは時代のニーズに合ったビジネスを展開している会社です。すでに旬が過ぎたビジネスに取り組んでも儲けることはできません。なぜなら、そのビジネスに多くのニーズを期待することができないからです。

紙芝居を見てください。昔は紙芝居が広く愛され、紙芝居が職業として成り立っていました。多くの子供たちは紙芝居屋さんを好み、紙芝居を見るのを楽しみにしていたのです。


今はどうでしょうか? 紙芝居がアニメになり、完全に紙芝居は斜陽産業になってしまいました。アニメを見たいという人は多くても、現代アニメを紙芝居形式で見たいという人はほとんどいません。動きがあって迫力のあるアニメの方が面白いからです。

しかし、紙芝居には紙芝居の良さがあります。それはアニメとは異なる良さであり、古き良き時代を思い出すために紙芝居を見る方もいらっしゃいます。

しかし、そのようなニーズは限られた層に絞られてしまうのです。

ニーズが少ないビジネスは発展性がありません。今はニーズが少なくても将来的に規模が拡大できるビジネスであれば別です。電子書籍も最初はユーザーが存在していなかったのですが、実物の本と比べて安価で購入できるのがユーザーを獲得する決め手になったのです。

斜陽産業の株を買っても、儲けることはできないのです。

斜陽産業は衰退する運命を背負っています。極論すると全てのビジネスが斜陽産業になるリスクを抱えているのですが、斜陽化がまだまだ先だと考えられるビジネスは希望があります。

しかし、斜陽産業と騒がれているビジネスに希望はありません。

現実を受け止めなければいけないのです。希望的観測だけで株式投資に取り組んではいけません。逆に言えば、「斜陽産業にならない価値」というものを1つの業種で見つけることができれば、そのビジネスは有望であると考えることができます。

テクノロジーの進歩による影響で活版印刷が衰退し続けているのも、活版印刷に代わる存在が生まれたからです。パソコンを使用するだけで文章を作成することができ、プリンターを使用するだけで印刷することができる。これは世の中が便利になった証拠だと言えるでしょう。

斜陽産業に期待を抱くのは止めてください。

株式投資で儲けたければ、将来性の高い業界に投資するしかないのです。


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