株主は威張る人が多いダサい人間の集まりなのか?

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あなたが抱く投資家のイメージはどんなものでしょうか?

一般人からすると投資家に対して良い印象を抱いている人は少なく、「投資家は威張っているから嫌い」と述べる人も現実にいらっしゃいます。

 

 

これを見てください。

>株とかはまったく分からないのですが。ある出来事が気になりまして。  

 

 

先日、某牛丼チェーンで食事をしていた時に、突然、持ち帰り弁当を持ってた60代くらいの人が怒りだしました、「対応が遅い、水もださないのか、空いてるのにどうして早くできないんだ、俺は株主だぞ」などと店員に怒鳴っていました。   

 
10分経っても「責任者呼べ、とことんやってやる」と店員(多分バイト)に噛み付き、店員はたじたじです。でも警察も呼ばず、最終的には事務所の中にもつれ込みました。

 
それから先はどうなったか分かりません、その人がホントに株主かも分かりませんが、もしそうだとしたらあんな事やったりしていいのでしょうか?こっちが迷惑なのに怒鳴ったりして僕は客として不思議に思いました。
株主ってそんなに偉いものなのでしょうか?

出典 http://okwave.jp/qa/q941955.html

 

上記の文章は質問サイトでの質問のため、本当にこんなことが起きたのか疑わしいのも事実になりますが、仮に「株主の立場を利用して威張る人」がいたとします。

あなたもご存知の通り、株式会社というものは「株主」が1番偉い立場になりますが、株主だからといって威張って良いわけではありません。

 

「俺は株主だぞ」とわざわざ公言する人は株主の立場を悪用して威張りたいだけの人なんですよ。


こんなことを言ったら失礼ですが、威張る人は何かしらの理由をつけて威張りたいだけなので、「株主の大半は人格が悪い」というのは間違いだと思っています。

株主だから威張るのではなく、「威張る人がたまたま株主になった」というのが正しいのではないでしょうか。

 

私は吉野家の株を保有していた時期がありましたが、株主優待券を使って食事にしに行ったときに「俺は株主だから早く牛丼を出せ!」と言ったことなんて1度もありませんよ。

 

そもそも外出先で株主であることを公言しません。

そんな恥ずかしいことをしたら自分という存在を抹消したくなるからです。

 

もう、ほんとに「株主だから偉いんだぞ!」と恥ずかしげもなく言う人のお陰で株式投資のイメージが悪くなるのは勘弁してほしいです。投資家は一般人から嫌われる傾向がありますが、自分の立場を公にして威張り散らす真似をしたら嫌われるに決まっているんですよ。

 

例えばアホな警察官がいたとして、「俺は警察だから早く牛丼を出せ! 俺のお陰で治安が保たれているんだぞ!」と威張る人がいたらどうでしょうか?

これは明らかに嫌われる対象になりますし、「○○だから早く対応しろ」というのは常識がある人間だったら絶対に言わないですよ。常識がある人は「相手の都合を理解して物事を考えられる」ので、株主だから偉いとか公言しないのが普通です。

 

では、次に信憑性の高い文章を引用させて頂きます。

 

>先日、母から興味深い話を聞いた。

母があるデパートのお菓子売り場で買い物をしていると、中年男性と店員が話をしていた。

しかし、店員は困ったような顔をしている。その男性は、どうやら店員に、箱入りのお菓子をバラ売りしてもらいたいと頼んでいたらしい。だが、そんなことは出来るわけがない。店員は、黙ってしまった。すると、その男性は、こう叫んだのだ。

 

「俺は株主だ!! 上の奴にものを言うことだって出来るんだぞ」と。

 

私は、この話を聞いたとき、なんとも複雑な気持ちにかられた。なぜなら、「株主」という言葉を聞いた店員は、どのようにそれを捉えただろうか、と思ったからである。

 

この男性の、会社を大げさに私物化したような態度に、苛立ちを覚えただろうか。それとも、お菓子の売り方への問題点を感じ、改善しようと考えただろうか。結局、店員はその後もずっと黙ったままであった。

出典 http://www.shiruporuto.jp/teach/yomu/ron2005/05ron002.html

 

上記の文章は平成17年度の第3回高校生小論文コンクールで特選・金融担当大臣賞に選ばれた文章の一部になります。


全文はこちら 「株主と株式会社」

 

これもねー、ほんとにダサい行為なんですよ。

そもそもバラ売りをしていない商品に対し、「バラ売りをしろ」と要求し、それができないとなると「俺は株主だ!」と威張るのが非常にダサいんです。自分の要求が通らないから権力を誇示して威張り、相手を追い詰める。

 

これ、まともな人間のすることでしょうか?

 

この小論文を読んだとき、「こういう人がいるから投資家は嫌われるんだなー」と思ったのですが、小論文を執筆した栗田さんは次のように述べています。

 

>ところで、この店員の「態度」に問題点は無いのだろうか。

会社は、株主に株を買ってもらわなくては、資金調達が困難になったり、株価が下がれば、その会社の信用に関わることだってある。

 

株主がいるからこそ、会社も経営を続けることができるのだ。特に、「個人投資家」の株主の場合は、配当を目的とし、自分が応援したいと思う会社の株を保有するケースが多い。

このように、「会社」の一員として、大きな関わりを持っている株主であるにもかかわらず、店員はその態度を一向に変えようとしなかったのだ。

 

この店員の態度は、「会社」という巨大組織の、株主に対する態度に、著しく表れている。

 

例えば株主総会である。基本的に会社の決算や、事業の基本方針は、株主総会で決められており、会社の最高決定機関とされている。

 

しかし、一株一票制のため、大株主や総会屋が力を持っており、話し合いはほとんどされず、全ての株主の意見が反映されにくいのが実情である。また、会社が決算報告を偽っていたという報道も、記憶に新しい。

 

これでは、あまりにも株主は会社から粗末な扱いを受けすぎではないか。私は、会社はもっと株主に対して積極的に情報を公開していく必要があるし、様々な株主の意見を平等に取り入れていく必要があると思う。

たとえ、株を保有する量は違えども、一人一人の株主は、何らかの形で、その会社に期待や関心を寄せている。また、会社は株主に「選ばれている」のであり、その株主の気持ちを十分に汲み取らなくてはならないからだ。

出典 http://www.shiruporuto.jp/teach/yomu/ron2005/05ron002.html

 

この栗田さんという方には申し訳ないのですが、これは少々暴論過ぎかなと……。

まず前提条件として態度がおかしいのは「株主を公言する客」の方です。

バラ売りができない商品に対して「バラ売りしろ!」と要求し、黙ったままの店員を責めるのは酷だと思います。

 

そもそも「俺は株主だ!」とかいきなり言われても困るんですね。

 

店員さんの立場からすれば「何を言ったら良いのか分からない」という状態になりますし、下手なことを言ったらお客様を更に怒らせてしまうので対応が難しかったのではないのでしょうか。

 

店員さんの対応に非があるかないかと問われれば私は実際に現場を見たわけではないので分からないのですが、おかしい要求をしているのは株主だと威張るお客様の方です。

 
「これでは、あまりにも株主は会社から粗末な扱いを受けすぎではないか」と栗田さんは述べていますが、元々無理なことに対して対応に困っていたら、お客様が「俺は株主だぞ!」と逆切れしただけのパターンなので、株主が粗末な扱いをされているか否かは関係ないと思います。(株主、一般人に関係なく、無理なものは無理です)

 

栗田さんは小論文を通じて「株式会社は株主の意見を平等に取り入れ、株主の気持ちを十分に汲み取るべき」だと主張しています。

 

確かにその意見は一理あるのですが、できないことをやれと言った今回のケースはかなり特殊なので……。

はっきり言ってしまえばお客様(株主)の要求がおかしいだけの話で、クレームをつけたお客様がたまたま株主だったという話です。

 

このケースを通じて株式会社の現状を批判するのはちょっと強引かなと感じます。

 

こういう「株主が威張る例」を見ていると、ただのクレーマーが株主の立場を悪用して威張り散らし、投資家のイメージを悪くしているという現実に気づくことができます。

 

良識ある大人はわざわざ「実現不可能なことを要求し、自分だけを特別扱いしろ!」と言うことはないですって!

 

株主と呼ばれる人がおかしいのではなく、おかしい人がたまたま株主になっただけの話です。

 

こういう株主は反面教師として参考にし、私達は良識ある株主として人様の都合を考えられる人間にならなければいけません。


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