株同士を比較して価値を分析する

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株式投資で勝ちたければ株同士を比較して価値を分析してください。

株の価値は相対的に決まります。株同士を比較し合って初めて株の価値を知ることができるのです。


例えば配当金狙いで株式投資で儲けたいと考えている場合、配当利回りを基準にして株を比較するのがお勧めです。A社の配当利回りは3%でB社の配当利回りが5%の場合、B社の方が配当金狙いの投資に適していると判断することができます。

しかし、A社は無借金企業で財務状態が良いという特徴がありますが、B社は有利子負債が多くて自己資本比率が20%を切っているとします。

この場合、配当利回りに優れているのはB社ですがA社の方が財務状態が良いと分析できるのです。安定性に長けた資産株が欲しければA社、高い配当利回りを期待したいならB社の方が優れていることが分かります。

このように、株の価値を知りたければ他の株と比較して相対的価値を知ってください。

これは株を正確に分析するために必須となるスキルで、比較対象がないと株の価値を知ることはできないのです。

この分析方法は様々な戦略で活用することができます。

成長株が欲しい場合、重要なのは純利益や経常利益、営業利益の伸び率になります。EPSがどの程度伸びているかが重要になりますが、これらの数値を比較してどの株が秀でているのか分析することをお勧めいたします。

特にライバル企業となる同業他社のビジネスモデルや成長率を比較するのはとても重要です。比較し合うことによって株の弱点や長所を理解できるようになるため、株の総合力を正確に判断することができるのです。

そう考えると株式投資で勝つために重要なのは「株の真価を知る」ということになります。株の価値を知らないで適当に株を購入するのは無策です。

大切なお金を運用するのですから、株同士の比較を通じて正確に株の価値を知る作業を怠らないのが原則になります。

では、株の価値を総合的に知りたければどうしたら良いのでしょうか?

【1つ1つの項目を比較する】

1,成長率を比較する

成長株が欲しければ成長率を重視して株同士を比較し合うのがお勧めです。最終的に成長率が1番高く、ビジネスモデルが秀でた株を購入すれば成長株投資は成功するでしょう。

成長株を望む場合、EPSを基準にして株を比較してください。とにかく成長性に優れている株を片っ端からピックアップしてEPSの増加率を調べるのです。その中で自分の気に入った株やEPSの増加率が高い株に投資することをお勧めいたします。

この作業は誰でもできます。

株の分析は難しいことのように思えますが、「比較基準のデータ」を理解していれば作業自体はとても簡単であることに気づくと思います。

EPSだのPBRだの、そのような専門用語が難しいと誤解される要因になりますが、よく使われる専門用語の意味さえ理解すれば大したことはないことに気づきます。

2,財務状態を比較する

財務状態の良い資産株が欲しければ自己資本比率を参考にして比較分析を行なってください。

自己資本比率は高ければ高いほど良いので、自己資本比率の数字を基準にして株同士を比較するのがお勧めです。中には自己資本比率が80%を超えている株も存在するので、そのような株に投資すれば資産の安定力は増加します。

財務健全株が欲しければ自己資本比率の比較だけで十分ですが、安定株が欲しい人はその他のデータも総合的に比較する必要があります。それは以下の4つです。

1,自己資本比率の数値

2,黒字経営を続けているか否か

3,ビジネスモデル(ニーズが存在し続けるビジネスか?)

4,配当金の推移

1番目と4番目の項目は簡単に調べることができます。2番目も会社四季報を見ればすぐに分かるので、調べるのは容易です。

しかし、3番目のビジネスモデルに関しては少々難易度が高いです。いくら自己資本比率や安定経営に定評がある会社でも、ビジネスモデル自体が時代遅れだと将来も安定した配当金を支払うのは難しくなります。

ビジネスモデルが悪いと事業の存続も危うくなるので、ビジネスモデルに関しては慎重に分析した方が良いのです。

しかし、初心者が1番壁を感じるのが「ビジネスモデルの分析」です。他の分析は数字を比較すればどうにかなるのですが、ビジネスモデルの優劣については理論的思考が重要になるのです。

例えば家電量販店ビジネスは斜陽産業だと私は考えていますが、斜陽である理由は「価格という面でネット通販ビジネスに勝てないから」です。

様々なビジネスモデルに対する知識に精通し、ビジネスの優劣性を理解しないとビジネスモデルが優れているかどうかは分かりません。差別化戦略と言いつつ、実際に大した差別化がされていない企業はいくらでも存在するので注意してください。

株同士を比較して価値を相対的に調べれば「自分が本当に欲しい株」を見つけるのは容易になります。全資産の全てを優良株で埋め尽くすことも可能になるので、株式投資で勝ちたい方は「比較分析」を実行してください。


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