赤字転落した会社の株は買うべきか?

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今まで黒字経営を維持してきた企業が赤字転落することはよくあります。


長期保有している人にとって赤字転落は悲しいニュースになりますが、1度の赤字で株を手放してしまうのは早計です。会社は生き物で順調に成長し続けるとは限りません。人生と同じでときには伸び悩み、成長が止まってしまう時期があるのです。

赤字転落した会社の株を買うのは有効な戦略として通用します。

特に売却益を狙っている方は赤字転落した株を買うのがお勧めです。黒字企業が赤字決算を出すと株価が驚くほど値下がりするので、株を安く買うことができるのです。市場が「この株は利益を出す能力がない」と判断するから株価が下がるのです。

しかし、1度の赤字はそこまで大きなダメージではないと思ってください。

1度通期決算が赤字になったくらいでビジネスモデルが崩壊したと考えるのであれば、ほとんどの上場企業は潰れていることになります。赤字が続いていた場合は別ですが、1度赤字転落した会社は買うという決断を下しても良いのです。

赤字転落企業が翌年V字復活を果たしたら株価は大きく向上します。もし、自分の持ち株が赤字になってしまったらナンピンを検討しましょう。ナンピンして平均取得単価を下げ、翌年の黒字回復に向けて大きな利益を出す準備を整えておくのが最善です。

赤字転落した企業を狙って株を買うという戦略も存在します。これは逆張りと言われる手法になりますが、黒字復活が期待できる会社は積極的に買った方が良いのです。

赤字転落企業の株を狙う場合、インカムゲインによる利益は一旦捨ててください。

インカムゲインは財務優良株や安定配当株に向いている戦略になりますが、赤字転落企業株はキャピタルゲイン狙いの方が効率が良いのです。

赤字転落して株価が安い時期に株を買い、黒字復活を成し遂げて株価が上がった段階で持ち株を売却する。これは中期投資に該当しますが、効率の良い儲け方として評価することが可能です。

しかし、赤字転落企業を狙う場合気をつけなければいけないことが1つあります。

【ビジネスモデルが陳腐化していないか調べる】

赤字転落した会社のビジネスが時代遅れだったり、陳腐化していたりすると黒字回復する可能性は低いと言えます。また、成長市場ではない分野でビジネスを行っている会社の株を買うのも危険です。

ビジネスモデルが陳腐化していると「需要が下がり続ける」という未来しか訪れないので、赤字転落した会社の株を買うのは危険です。翌年も赤字が続いてしまうと大損害を被ってしまいます。

赤字転落した株を買うのは良いのですが、企業のビジネスモデルは絶対に調べてください。斜陽産業と騒がれている出版業界の会社が赤字転落したときに、「まだまだ将来性が高いから投資しておこう」と考えることができるでしょうか?

もし、将来性が高いと思うのであれば大変危険な発想をしていることに気づいてください。

テクノロジーの進化によって需要がなくなる業界は必ず存在します。テレビというテクノロジーが発達して紙芝居業界が復活したでしょうか?

将来性がないビジネスにとらわれるのは無駄です。赤字転落しても市場自体が有望であれば投資しても良いのですが、斜陽産業の赤字転落株に投資するのは絶対に止めてください。


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