ノーリスクはリスクが高い

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無用なリスクを避けて株式投資を続けるのは重要ですが、ノーリスクで儲けようとすると逆にリスクが高いことに気づく必要があります。


ノーリスクで不労所得を受け取りたければ、株式投資を行なうのではなく定期預金を積み立てた方が良いです。

1000万円の資金であれば預金の保護対象になるため、例え銀行が潰れても預金を返還して貰うことが可能です。1000万円以下の資金でノーリスクで儲けたい人は、定期預金を通じて不労所得を得るのが得策になります。

しかし、定期預金頼りのノーリスク戦略は逆にリスクが高いです。

1000万円までの定期預金の利率が1番高い銀行はオリックス銀行で年間利率は0.35%になります。オリックス銀行に1000万預ければ年間3万5000円の不労所得を受け取れる計算になるのです。

しかし、1000万円の資金を身動きの取れない状態にして得られるリターンが3万5000円というのは少なすぎると思いませんか?

株式投資であれば年間配当利回りが5%を超える株も存在します。

配当利回りが5%の株に1000万円投資するだけで50万円の不労所得を受け取ることができます。定期預金と株を比較すると同じ資金でも、46万5000円の収入差が生じてしまうのです。

もし、株式投資に興味がない人が定期預金しか行なっていなければどうなるでしょうか?

少ない利息収入しか受け取れないので「機会損失」が発生します。本来なら46万5000円儲けることが可能だったのに、ノーリスクにこだわりすぎているのが原因で得られる収入を下げていると解釈することができます。

金融商品には面白い法則が存在しており、「リスクの低い金融商品ほど利率が低い」という法則が存在しているのです。日本国債や定期預金は元本保証型でリスクが低いのですが、得られる不労所得が少ないのが欠点です。

人間に寿命が存在せず、いつまでも生きられるのであればノーリスク戦略を実行し続けてコツコツお金を貯めても良いと思いますが、残念ながら人間は全員死にます。「生きている間に効率良くお金を稼ぎたい」と考えるのであれば、ノーリスクにこだわってはいけないのです。

株は元本保証型の金融商品ではないため、投資資金が目減りする可能性もあります。

しかし、先ほど説明した「機会損失」を意識して物事を考えるとノーリスク戦略にこだわるのがいかにリスクが高いかお分かりいただけると思います。

定期預金や国債投資はお金を減らしたくない人にお勧めすることはできますが、「効率良くお金を稼ぎたい」と考えるのであれば株式投資について学んだ方が効率的だと思ってください。

「ノーリスクが1番良い」という思考から脱却したければ、自分の人生を逆算して考えるのが重要になります。

定期預金の低い利率に頼ってお金を預け、満足な利益を得られるのは何年後でしょうか?

日経平均株価が高すぎて投資する銘柄が見つからないときはお金を温存するのも重要になりますが、株価の低い時期に株式投資を始めたら定期預金以上のリターンを得るのは容易だと思ってください。

多くの人々はお金を稼ぐことよりも「お金を失いたくない」ということに意識が向きすぎて安全策を選択する傾向があります。石橋を叩いて渡る人生を送るのも良いのですが、ノーリスクに徹してどれだけの機会損失が発生しているのか1度計算することをお勧めいたします。


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